自分の思いどおりにいかないとすぐにイライラしてしまう・・・

カッとなると抑えられず相手を責めてしまう・・・

こういう「怒り」の感情がベースとなった性格を直すためには、まず最初に「怒り」がどのようなメカニズムで生まれるのかを知っておくととても役に立ちます。


怒りが生まれるメカニズム

 


怒りとは、あなたが自分の中で正しいと思っていることを相手がしなかった時
または自分の中で間違っていると思っていることを相手がした時に発生します。

(余談ですが、正しいと思っていることを“自分”がしなかった時や
間違っていると思っていることを“自分”がした時は
怒り以外に「後悔」や「自己嫌悪」という感情が発生します)



 

たとえば、あなたが「約束の時間を守ることが正しいことだ」
考えているとしたら、以下のような2択の結果が待っています。

約束の相手が時間通りに来たら→当たり前

約束の相手が時間に遅れてきたら→「怒り」発動



 

あなたの中にはこういうプログラムが無数にあって、
自動的に感情が生まれます。

他の感情についても、こういうことが起こったら「嬉しい」とか、
こういうことを言われたら「悲しい」とか、すべてプログラムがあります。

言うまでもありませんが、人それぞれ違うプログラムを持っています。



それでは、イライラしやすく怒りっぽい性格や攻撃的なきつい性格を直す
テクニックをご紹介していきましょう。



 

1.正しいか間違っているかで判断しない

あなたと同じ人間はいません。

そんなことは誰もが知っていることですよね。



でもどういうわけか、怒っている人というのは

「どう考えても~~でしょ?!」

「どうしてこんな常識が分からないの?!」

と、自分の考えが全面的に正しくて、普通はみんなこうするのよと
誰もが自分の考えに賛成するものと思っているようです。



 

こういう考えを持っていると、自分と違う考えの人は
バカで愚か者で非常識ということになってしまいます。

だから相手が納得するまで説得しようとして、
自分ではそのつもりがなくても相手は攻撃されていると感じ
あなたのことをきつい性格と言うのです。



簡単に言うと「怒り」が生まれるメカニズムは、
自分の正しさ(基準)に相手が従うかそうでないか、ということ。

何を正しいと信じているかは人それぞれであり、
ほとんどの人は悪意があってあなたの基準に反発しているのではなく、
自分自身が正しいと思っている言動をしているだけなのです。

人間はそれまでの人生で体験してきた出来事を参考にしているので
ただ単にあなたのような考え方を知らないだけの場合もあります。



 

自分の正しいの基準だけで相手を判断したり、
わざとなんじゃないかと疑う前に、
相手が何を大事にしているのかを知り、
その人の世界観の中で自由に行動することを許容してみましょう。

相手の世界観や意見を尊重して初めて、
自分の意見にも耳を傾けてもらいやすくなります。

自分の正しさを一方的に押し付けるよりも、
相手を尊重したうえで自分が大事にしていることを伝える方が
相手は気持ち良くあなたの要求に応えてくれやすくなります。




これをしたうえで、どうしても相容れない相手ならば
距離を置くのもいいアイデアです。

しかし、正しいか間違っているかだけで判断し続けていたら、
あなたはこの世界の誰とも楽しい関係を築くことはできません。

あなたと全く同じ人間は一人もいないからです。



 

2.感謝を感じにくくする“あの”考え方を捨てる

「感謝」という感情を一度も感じたことがない人は
おそらくいないと思います。

人間が抱く感情の中で、感謝は「愛」と同じだけエネルギーレベルの
高いとってもポジティブな感情です。

感謝を感じながら同時に怒りを感じることは不可能です。



感謝を表す言葉として「ありがとう」という言葉がありますね。

そこで、いきなりですがクイズです!



Q.「ありがとう」の反対語ってな~んだ?



「ごめんなさい」?

「・・・」無視?



実は、「ありがとう」の反対語は、「当たり前」なんです。

「あなたは(あの人は)~~するのが当たり前」とか
「私に~~してくれて当然」
なんていう考えを持っていると、
「ありがとう」なんて感謝の気持ちは湧いてこないですよね。

逆に当たり前だと思っている行動をとらなかったら
怒りが湧いてくる。

そりゃそうです、当たり前のこともできないんだから。



「当たり前」という言葉がいかに感謝を感じにくくしていて、
怒りを内包している考え方かが分かりますね。

当たり前のことなんか何もありません。

もしかしたら明日死ぬかもしれない自分が生きていることだって、
当たり前なんかではない。

同じように相手が生きていることも当たり前ではないのです。



当たり前。

この言葉は私たちから温かい感謝の気持ちを奪う悪魔の言葉です。

「~~するのが当たり前」から、
「~~してくれてありがとう」に変えてみましょう。

驚くほど怒りを感じる回数が減ることに気付くはずです。




 

3.感情を強要しない

怒りを感じやすい人が生きているのは、
6つのLife Stageでいうと「バトルステージ」です。

バトルステージで生きている人の特徴として、
人を2つのカテゴリーに分けるというものがあります。

2つのカテゴリーとは、

味方 か。



敵と認識した相手とは、その名の通りバトルをおこない、
相手をやっつけて
勝利することが最優先事項。

バトルと言っても実際に相手を巻き込んで競うだけではなく、
いつも心の中で自分と誰かと比較したり、
誰かを見下すことで優越感を感じたりしています。

常に自分や他人に優劣をつけているということです。



一方味方はというと、必ずしも信頼関係で繋がっているわけではなく、
利用できるとか、一緒にいると優越感を感じられる、メリットがある、
などの理由で味方に入れられる人もいます。

もちろん心から信頼している人も味方の中にはいるでしょう。



さて、もう一つバトルステージで生きている人に見られる
特徴として、

「味方なら、敵に対して自分と同じように感じるべきだ」

という考え方があります。



たとえば、味方だと思っている人に
「あの人って挨拶もしないし本当に無礼な人だよね」
怒りを込めて伝えたとします。

この時相手が一緒になって怒ってくれたら満足なのですが、
「え~、そうかな?そう思ったことはないけど」
なんて言われようものなら、
『なんで怒らないの?向こうの味方?』なんて思いながら
今度は目の前の相手に対しての怒りが湧いてきます。

『やはり敵か?』とカテゴリー分けを考え直すか、
『味方だと思っていたのに』と怒りと悲しみが襲ってきます。



初めにも書きましたが、人それぞれ
感じる感情のプログラムが違います。

恋人や親友や家族のように味方だと思っている人だからって
自分と同じタイミングで怒ったり、悲しんだりしてくれる、
それこそが愛だと言って感情を押し付けてはいけません。

同じ感情になってくれることが愛ではありません。

それはコントロールです。



そもそもバトルステージで生きている限り
「怒り」は避けられない感情です。

敵と味方にカテゴリー分けする時点で敵がいるわけですから(笑)

怒りっぽい性格を直して、もっと人生を楽しむ幸せ女子になりたいなら、
バトルステージに長く留まることはお勧めできません。



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