隠れる何かトラブルが起こったり、不都合な状況になるといつも誰か人のせいにする人、あなたの周りにもいませんか?

彼らはなぜ責任を取りたがらないのでしょうか?

そして、人のせいにする責任逃れな生き方を続けていることで、その人の身に起こる最大の危機についてもお伝えします。

 

人のせいにする人の2通りのタイプ

 

人のせいにする人の心理を分析すると、
2通りのタイプがいることがわかります。

一つは、自分の非を認めたら“負け”だと考えるタイプ、
もう一つは、自分を責め過ぎてしまうタイプ。

 

自分の非を認めたら“負け”だと考えるタイプの人は、
「認められたい」「尊敬されたい」という欲求が
人一倍強く、バカにされたり低く評価されることを
異常なまでに恐れる傾向があります。

このタイプの人は6つのLife Stageの
バトルステージで生きている人で、
このステージでは比較による優劣や
勝つか負けるかという考え方が特徴的な世界観です。

ベースにあるのは自分に対する無価値感で、
自分に価値を感じるために“勝つ”ことが必須となります。

そのため、
問題が起こると自分が正しいことを示すために
攻撃的に人を非難するという態度になります。

 

自分を責め過ぎてしまうタイプの人は、
自己嫌悪や罪悪感を抱えて生きていて、
そのつらさをよく知っているが故に
これ以上自分を責めたくないと願っています。

6つのLife Stageではバリアステージで生きている人で、
このステージでは殻に閉じこもり
エネルギーが内へ内へと向かう傾向があります。

バトルステージの人が他人を攻撃するように、
バリアステージの人は常に自分を攻撃しています。

そのため、
誰かに守ってもらいたいという欲求が強く、
強い人や権威のある人の陰に隠れ、
重要な役割や責任から逃げまわる生き方となります。

 

責任逃れが引き起こす最大の危機とは

 

人のせいにする生き方というのは、
『被害者の生き方』です。

自分の身に起こったことが
自分以外の人のせいだと主張するなら、
その人が加害者で自分は被害者ということになります。

人のせいにすればするほど、
自分の被害者意識を強めているのです。

 

たまに旦那さんや彼氏の悪口や愚痴を言う人を
見かけることがありますが、
その男性を選んだのは他でもない
自分だということを忘れているようです。

その悪口や愚痴は
「私はこんなに人を見る目がないんです!」
と堂々と公言しているのと同じことです。

悪いのは相手だと言っている限り、
その人には状況を変化させられる力はありません。

「私がこの人を選んだ。
この状況を変えるために、次に私は何をするべきか?」
このように責任を引き受け、主体的に考えることで
現実を変える力を持つようになるのです。

 

責任逃れの考え方は言葉遣いにも表れます。

「~~しなければならない」

この言葉遣いは「やらされてる」という意味を含んでいます。

 

誰に「やらされてる」のでしょうか?

会社ですか?上司ですか?親ですか?国ですか?

いいえ、すべてのことはあなたが自分で選んでしていることです。

 

(上司のせいで)
「今日は残業しなければならない」

本当は、あなたが自分で選んでその会社に入り、
その仕事を失いたくないという自分の理由で
残業をすることを選んだのです。

もちろん、残業をしないで帰ることもできるはずです。

ただ、そうしたときに会社に居づらくなったり、
上司に嫌われたり、残業代がもらえないことを
あなたは避けたいから残業をすることを選んだのです。

 

被害者として生きている限り、
自分で人生を作っているという力強い感覚と
自分への自信を感じることはできません。

いつも怯えて生きなければならないのです。

これが責任逃れな生き方がもたらす最大の危機です。

しかし、
本来のあなたはそんなに弱いものではありませんし、
間違いなくあなたに起こっていることはすべて
あなた自身が引き起こしています。

 

自分のすべてに責任を持ちましょう。

自分がしていることはすべて、
自分の理由でしているということを自覚してください。

誰かの言いなりになるのだとしたら、
自分の中に理由があるから言いなりになるのです。

生きていること自体、あなたが死を選ぶのではなく
生を選んでいるということです。

 

自分に自信を持って
望む人生を自らの手で作っていくには、
自分のすべての責任を引き受けることが
絶対不可欠です。

しかし、バトルステージやバリアステージで
生きている限り、それが難しいのです。

それぞれのステージの世界観が邪魔をするからです。

バトルステージではプライドが、
バリアステージでは恐怖が邪魔をして
あなたを被害者の場所に閉じ込め続けます。

 

もしあなたがバトルステージやバリアステージで
生きていたり、それらの要素を持っているなら、
被害者として生きることの苦しみも知っているでしょう。

誰しも本当は自分を優しく力強い存在だと感じたいのです。

ステージを移動することで
被害者の場所から飛び出すことができます。

世界観が変わり、考え方が変わるので、
今よりずっとラクに責任を引き受けることが
できるようになるからです。

 

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