グループ自分のことはいつも後回しで、周りの人に気を使う。

私たち日本人は一般的に和を重んじる社会で育てられ、

自分のことを優先させると「自己中心的だ」と非難されることも多かったのではないでしょうか。

 

 

相手を思いやる心は誇るべき日本人の特性ですが、
それが喜びからの行動ではなく、

自己中だと言われたくないがための行動だったり
犠牲者意識を生じさせるものになっていたら、

あなたにとって良くない影響を与えてしまいます。

 

 

自分よりも他人を重視するように厳しく言いつけられ
自分を抑え込むようになってしまうと、
その人間は間違いなく自信を失います。

自分を大切にできなくなってしまいます。

自分をないがしろにする癖がついてしまうんですね。

自信がなく、自分よりも他人の意見を尊重するように
無意識に刻み込まれてしまったら、
他人に依存したり、支配されたりしないと
生きていけなくなってしまいます。

 

自分を大事にできない人は観察すればすぐにわかります。

周りの人から大切にされていません。

意見を尊重されない、
感情を思いやってもらえない、
存在を重要視されない

そう、自分が自分にしていることと同じことを
他人はあなたにするのです。

 

あなたは常に、
“自分のことをこのように扱ってください”
という見本を他人に見せていると考えてください。

いつも自分の意見より他人の意見を尊重していたら、
「この人の意見は聞かなくていいんだ」と
周りの人は理解します。

自分の感情を抑えつけて人の機嫌ばかり取っていたら、
「この人の感情には気を配らなくていいんだ」と
周りの人は理解します。

 

逆に、とても大切にされ誰からも愛される人もいますよね。

そういう人を見ていると、自然と
「大切にしてあげたい」「傷つけたくない」という
気持ちになってしまうのです。

そのような人たちは例外なく、
「私は愛される人間だ」という自己認識を持っていて
第一に自分自身で自分を心から愛しています。

だから周りの人からも愛情を受け取れるし、
もし愛情を持たない人がいたとしたら
自分にふさわしくないと自然と距離を置くようにします。

 

さて、あなたがもし自分を大切にできてない、
周りの人から大切にされてないと感じているなら、
自分を大事にする方法3つのポイントをお伝えするので
ぜひ実践してみてください。

次第に周りの人のあなたへの態度が変わってくるはずです。

 

【1】自分との約束を守る

 

あなたは人との約束を何も言わずに
すっぽかしますか?

約束の時間に5分遅れただけでも
きちんと謝るのではないでしょうか?

相手を大事に思っていたら、
時間を無駄にしてしまって申し訳ないとか
信頼を失わないように約束を守ろうとか
考えますよね。

 

ところが自分との約束はどうでしょうか?

「明日は6時に起きてジョギングしよう!」
と決めても、翌朝7時になってもまだベッドにいる、
なんてことはありませんか?

たとえ自分の時間を犠牲にしてでも
人との約束は守るのに、
自分との約束は簡単にすっぽかしてしまう。

自分への信頼は失ってもなんとも思わない。

これは完全に、自分を大切にしていない人の
無意識の行動パターンです。

 

このように

自分との信頼関係を裏切り続けていると
自己認識はどんどん悪くなります。

「自分は信頼に値しない人間だ」
自分自身で無意識に刷り込んでしまうのです。

その結果、自己嫌悪に悩まされます。

 

まずは自分自身との信頼関係を取り戻しましょう。

どんな些細な自分との約束でも
大切にしてしっかり守ることで、
自分は重要な人間だと思えるようになってきます。

 

【2】感情を否定しない

 

感情が発生するのは人間として当たり前のことです。

どんな感情であっても、
そのことに良い悪いはありません。

落ち込んでもいいし、怒ってもいい。

ただ、その理由を知り、
解決につなげる必要があるだけです。

 

自分を大事にできない人は
とにかく自分を否定してしまいます。

それがネガティブと言われる感情ならば
そんな感情を持ってしまう自分を否定し、
さらにもっとネガティブな感情になって
それを否定し・・・の繰り返し。

または、感情を感じないように
抑え込んでしまうこともあります。

 

たとえば、
あなたが悲しみに打ちひしがれていて
そのことを誰かに話したとします。

1.
「悲しんでたってしかたないでしょう。
本当にあなたは弱い人間だね。
いつまでも泣いてないで生きていかなくちゃ」

2.
「そういうことがあって泣いているんだね。
心が傷つけられたと感じて悲しいんだね」

相手に言われる言葉として
1と2ではどちらが心が軽くなるでしょうか?

もちろん2ですよね。

私たちはただ理解された、受け入れられた
と感じるだけで救われることができます。

 

同じことを自分にしてあげましょう。

自分の中で感情を認めて受け止める。

その感情の理由を考えて理解してあげる。

たったこれだけのことで、
自分に思いやりを持てるようになるのです。

 

【3】自分が幸せを感じる方法を知り、実践する

 

最後に、自分の幸せを追及してみましょう!

自分を大事にできない人は、
自分を後回しにして他人を優先させる
習慣が身についているため、
無意識のうちに他人にも同じことを求めています。

言い方を変えると、
「私があなたをいい気分にさせるから、
あなたが私をいい気分にさせて」

実は心の中ではこんなふうに思っていることが
多いのです。

 

ですから、
いつまで経っても誰も自分に見向きしないと
いきなり怒りを爆発させて周りを驚かせたりします。

見返りが返ってこないと犠牲者意識ばかりが
どんどん膨らんであるとき爆発するのです。

 

しかし、この考えは根本から間違っています。

自分しか自分自身を幸せにすることはできないのです。

誰かに見返りを求めながらプレゼントするのをやめ、
まずは自分自身にプレゼントしましょう。

自分自身で幸せになった後にはじめて、
他の人に見返りを求めず
本心からプレゼントができるようになります。

 

あなたが幸せを感じられるのはどんな時でしょうか?

本を読む、スポーツをする、歌を歌う、温泉に行く、
なんでもいいのでたくさん出してみてください。

その時間をできるだけたくさん
自分にプレゼントしてあげてください。

そして幸せを感じられない環境や物事からは
可能な限り勇気を持って離れるようにしましょう。

「私は幸せでいるのが当たり前の人間だ」
という自己認識を強化することで、
次第にあなたの幸せを妨害するようなものは
あなたの世界に入って来なくなります。

 

自分を大事にする方法3つのポイント、
最後におさらいすると・・・

【1】自分との約束を守る
【2】感情を否定しない
【3】自分が幸せを感じる方法を知り、実践する

まずは一つだけでもいいので実践してみてください。

 

本文中にも何度も出てきましたが、
自分を大切にするにはどのような
自己認識を持っているのかが鍵になります。

自信の低さがネガティブな自己認識に
つながっています。

自分自身への愛情や自信の欠如に悩み
自分を大切に扱う方法を使えなくなっている人は
6つのLife Stageでは、
バリアステージ
バトルステージの下部で生きている人です。

自己認識を変えようとしても
これまでの思考パターンや行動パターン、
このステージで発生しやすい感情などが障害となり
新しい自己認識を持つのは難しい場合があります。

 

自分を大切にして
人から愛されるようになるためには
Life Stage自体を変えるのが
もっとも効率的な方法です。

Life Stageについて知りたい方は
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