職場に苦手な人がいて仕事がやりづらい、
コミュニケーションがうまくいかないせいで仕事が嫌いになってしまって転職を考えている、
というような職場での人付き合いに悩む人は多いですよね。
せっかく入りたくて入った会社だったり、
仕事自体は好きなのに、コミュニケーションの問題で
仕事が嫌になってしまうのは残念ですね。
あなたが苦手な人のタイプ別の対処法と
なぜあなたがその人を苦手と感じるのか
その理由を知っておくと仕事上の人付き合いで
とても役に立つと思います。
今日はいろいろなタイプが分かりやすいように
6つのLife Stageにあてはめて
考えていきたいと思います。
人付き合いが上手くいかなかったり、
人間関係でトラブルを起こしやすいのは
バリアステージとバトルステージで
生きている人です。
まずはバリアステージの人の場合から
見ていきましょう。
バリアステージで生きている人の特徴は、
自信が弱く、ネガティブ思考で極度な安定志向、
いつも何かに対して怯えているか
自分の殻に閉じこもりがちです。
現在うつ病の人、うつ病になりやすい人は
例外なくバリアステージで生きています。
バリアステージの人で他人から苦手と
思われるのは、以下の2タイプが多くなります。
・ネガティブタイプ
後ろ向きで何事にも否定から入り、
ちょっとしたことに傷つき落ち込みます。
自分を責めやすく、被害妄想に陥り
すべてを背負い込もうとします。
周りの人をどんよりとした気分にさせることができます。
・無関心、責任逃れタイプ
自分のテリトリーを侵されることを嫌い、
変化を極端に恐れます。
人と関わることを避け、我関せずを貫きます。
問題が起こると自分を正当化し責任逃れをしたり、
相手や問題と向き合うことができず逃げ出します。
バリアステージ2タイプの対処法
どちらのタイプも問題は共通していて、
彼らは「恐れ」の中で生きているということです。
自分自身への信頼や尊敬を著しく失っているので、
全部自分のせいだと思い込んだり、
危険から身を守るために
閉じこもる必要があるのです。
バリアステージで生きている人が
一番必要としていることは、「安心」することです。
ですから、彼らを苦手だといって避けていたら
彼らはますます自分を責め、
殻に閉じこもってしまいます。
少しでも彼らのいい面を引き出して
仕事での関係を改善したいなら、
彼らに安心感を与えることです。
具体的には、
「あなたはこの職場のメンバーの一員だ」
「あなたは歓迎され、受け入れられている」
というメッセージを言葉や態度で示してあげることです。
どんな人でもそうですが、
自分の存在を受け入れられる環境では
自分を守る必要を感じなくなります。
自分を守る必要がなくなれば、協力的になり、
持っている力を発揮することができるようになります。
次に、バトルステージの人のケースを
考えてみましょう。
バトルステージで生きている人の特徴は、
勝ち負けにこだわり、ナンバー1かオンリー1でないと
気が済まない、自分のやり方に固執する
というような共通点があります。
バトルステージの人で他人から苦手と思われるのは
以下の2タイプが多くなります。
・ライバル視タイプ
負けず嫌いで、様々な面で人と張り合おうとします。
自分の成果を見せびらかすのが好きで、
ちやほやされたり褒められているときは
機嫌がいいのですが、認められないときは
不当な扱いを受けたと怒ります。
・一匹狼タイプ
なんでも自分一人でやろうとし協調性がありません。
自分が絶対的に正しいと思っているので
人の言うことを聞く気もありません。
プライドが高く、人を見下す傾向があります。
バトルステージ2タイプの対処法
バトルステージで生きている人は、
ストイックで努力家で実際に能力が高い人も多く
仕事ができると見られている人も多いです。
周りからは自信があるように見えるのですが、
バトルステージで生きる人が
共通して抱える問題は、
自分に対する「価値の欠如」なのです。
人と争って勝つこと、1番になることで
自分の価値を証明する、
人を見下したり非難して優越感を感じることで
自分の価値を確認する
これがバトルステージで生きる人の特徴です。
バトルステージで生きている人が
一番必要としていることは、
「自分は重要な人間だ」と感じることです。
彼らはそもそも自分の価値を証明するために
成果を出すための努力をいとわないので、
彼らが気持ちよく能力を発揮できるように
してあげられれば、心強い味方となります。
彼らは自分を重要な人間だと感じたいので、
必要とされる場所では大きな貢献をしますし、
助けてほしいと言えば喜んで助けてくれます。
彼らと接する際に決してしてはいけないことは、
彼らの挑発に乗り同じ土俵に立って
バトルに参加してしまうことです。
こうなると相手はあなたのことを敵だと認識します。
敵は完膚なきまでにやっつけるのが
バトルステージのやり方なので、
この状態になるといい関係性を作るのは
難しくなります。
バトルステージの人に伝えるといいメッセージは、
「あなたのことを認めてリスペクトしています」
「あなたは重要で必要な人間です」
別にお世辞を言う必要はありません。
ただ、相手の尊敬できる面を見つけ出して
こういう気持ちを伝えることができれば、
彼らもあなたのことを認めて心を開いてくれます。
さて、バリアステージとバトルステージの人との
付き合い方を見てきましたが、共通して言えるのは
あなたが彼らと同じステージで接してはいけない
ということです。
彼らを「恐れ」の場所や、「価値の欠如」の場所から
引き上げてあげるつもりで接することです。
相手が必要としているものを与えてあげられる
もっと上のステージにいることが重要です。
もしかしたら、苦手な人がいる理由は
あなた自身がバリアステージやバトルステージで
生きてしまっているのかもしれません。
その場合は、お互いに苦手と感じる関係から
抜け出すのは困難です。
特にあなた自身が問題を抱えている場合は
どこに行ってもその問題が出てきます。
あなたを悩ませるコミュニケーションや
人付き合いの問題をなくすためには
Life Stageを変えることが必要です。
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周りにバリアステージやバトルステージで
生きている人がいるという方も、その人との
関係改善の糸口になりますので読んでみてください。