対人恐怖症とまではいかなくても、
人見知りで自分から話しかけられないため
職場などで孤立してしまったり
疎外感を感じて悩んでいる人は少なくありません。
悩めば悩むほど、「嫌われているんじゃないか」
「仲間外れにされているんじゃないか」と
被害妄想が膨らみ感情がネガティブになるため、
周りの人からも話しかけられにくい状態になってしまう悪循環です。
この悪循環に陥ってしまうと
職場に行くのが嫌になってしまいますよね。
そんな自分から話しかけられない人見知り女性のための、
職場で無理なく周りの人とコミュニケーションをして
快適なポジションをゲットするための秘訣をお伝えします。
まず、どうして自分から話しかけられないのか、
という問題から考えていきましょう。
人見知りの人というのは、どうしても
「自分がどう思われるか」「自分がどう見られるか」
ということを気にしてしまいがちです。
「嫌われたらどうしよう」「つまらないと思われたくない」
という心配が先行したり、
「バカにされたくない」「見下されたくない」
というプライドが邪魔をして、
コミュニケーションに対して臆病になってしまうのです。
しかし、人見知りの人であっても
自分から話しかけることができる状況があります。
それは、
上記のコミュニケーションに対する心配を上回るような
“どうしても話す必要があること”
もしくは
“どうしても話したいこと”
がある場合です。
要するに、あなたが自分から話しかけられないのは
必要も欲求も少ないからだと言うことができます。
これはコーチング用語でレバレッジという考え方なのですが、
私たちはいくら達成したい目標があっても
障害(問題)が大きければ行動することができません。
目標達成するには、障害を限りなく小さくし、
逆に必要や欲求を大きくしてモチベーションを引き上げ
行動しやすい状況を作る必要があるのです。
今回のケースにあてはめて考えると、
相手のあなたに対する反応への心配よりも、
話すことの必要か欲求のほうが大きくなければ
『話しかける』という行動に出ることはできません。
ここで質問なのですが、
話す必要のないことや特別話したいわけでもないことを
無理して誰かと話す必要があるでしょうか?
また、あなたが必要も欲求も感じていない
どうでもいいと思っている内容について、
話しかけられた相手はその会話を楽しめるでしょうか?
この質問を考えるときに、
「でも他の人はどうでもいい会話で楽しそうにしている」
と思う人もいると思いますが、
それはあなたにとってはどうでもいい会話なのであって、
彼女たちはその内容について話したい!という
共通の欲求を持っているのです。
そこで、自分から話しかけられないと悩む人には、
今の状態でなんとか話しかけようとするのではなく、
話す必要のあることや話したいという欲求を
作り出すことから始めてほしいと思います。
具体的にどうするのかと言うと、
自分を確立します。
なぜ、この会社で働いているのか?
なぜ、この部署で働いているのか?
なぜ、この仕事をしているのか?
自分がその職場にいる存在理由を明確にします。
「他のことは何もできないから」ではなく、
「〇〇の作業が得意だから(できるから)」
というふうに答えてください。
自分ができることは当たり前に思いがちですが、
できない人もいる中で、それをできるあなただから
その仕事を得られているのです。
「会社が雇ってくれたから」ではなく、
「〇〇の業界で働きたかったから」とか
「この商品が好きだから」
など、自分の理由で答えてください。
次にその仕事をすることの目標を決めます。
会社が定めた数値目標などではなく、
あなた個人の目標です。
「自分と会話をしたお客様が安心してくれる」
「今やっている業務のスペシャリストになる」
「いつでも転職できるくらいまでこの業界の知識を深める」
どんなものでも構いませんが、
自分はなんのためにこの仕事をしているのかを決めて
毎日そのことに集中しながら業務に向かってください。
確固とした目標や信念を持って物事に取り組むとき、
他人の目など気にすることはなくなります。
そしてその在り方はあなたのアイデンティティとして
周囲の人に印象付けられます。
つまり、『芯のある人』として認識されるのです。
そして、目標を持って生きていると
必ず誰かの協力が必要になります。
たとえば、
「自分と会話をしたお客様が安心してくれる」
という目標を持っているとしたら、
自分の知識では対処しきれない場合に
上司や先輩の助言が必要になります。
このように強い必要性があれば、
お客様のために他の人に自分から話しかけて
アドバイスをもらうことができるのです。
この時のあなたの意識は
お客様を安心させることに向いているため、
相手の反応の仕方などほとんど気にならないでしょう。
目標と信念を持ち真っ直ぐに進んでいる
『芯のある人』は魅力的です。
あなたの世界観に興味を持った人は
あなたがどんな思いを持って仕事をしているのか
好んで話しかけてくれるでしょう。
あなたは自分を確立することで、
職場での自分のポジションを
必ず手に入れることができます。
ここまで、自分を確立し、
話す必要のあることや話したいという欲求を
作り出すことについてお伝えしました。
しかしどうしても、自分の目標に集中するよりも
他人の目のほうが気になってしまうという人もいます。
このような人は、6つのLife Stageの
バリアステージやバトルステージで生きている人です。
バリアステージ上部やバトルステージ下部では、
『嫌われたくない』という欲求が強いあまりに
自分の信念を貫くよりも人の顔色を伺ってしまうという
行動パターンが見られます。
また、初めのほうで記述した人見知りのうち、
「嫌われたらどうしよう」「つまらないと思われたくない」
という心配をしてしまうタイプは、
バリアステージやバトルステージ下部で
生きる人の特徴であり、
「バカにされたくない」「見下されたくない」
というプライドが邪魔をしてしまうタイプは、
バトルステージ上部の人の特徴です。
つまり、人見知りという症状は、
バリアステージやバトルステージの人だけに見られる
コミュニケーションパターンなのです。
この2つ以外のステージで生きる人には
人見知りのパターンはほとんど見られません。
人の目を気にして自分の言動に制限をかけたり、
過度なまでに体裁やイメージを気にするよりも、
自分自身の目標に集中したり、
人や世界のために何ができるだろうと考えるだけの
自分に対する自信と尊敬があるからです。
(注)バリアステージやバトルステージで生きる人の
全員が人見知りなわけではありません。
以上のことから、
自分から話しかけられないという悩みから解放され、
理想的な楽しい人間関係を作っていくためには、
バリアステージとバトルステージから
抜け出すのがもっとも近道です。
これ以上孤独や疎外感を感じることなく、
人との交流を楽しめる自信ある自分自身になりたい方は、
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