あら探しが得意でいつも何かを批判している、
対立する人がいたら戦って相手を打ち負かそうとする、
このようにどうしても他人を攻撃せずにはいられない人がいます。
攻撃的な人がそのような特徴を持っていることには
実は大きなメリットがあり、
そのため本人も攻撃型のコミュニケーションを
手放せずにいるということがほとんどです。
けれども一方で、攻撃型コミュニケーションでは
他人との良好な関係を築くことは困難ですので、
人間関係で悩みを抱えることになってしまいます。
攻撃型コミュニケーションのメリットとは?
以前、ある海外ドラマを見ている時にこんなセリフがありました。
「プロだと思わせたかったら、とりあえず批判しておけばいい」
これは、実績も実力もなく
新しい仕事に自信がない状態の人に対して
友人がアドバイスした時のセリフです。
これは実はかなり的を得ているアドバイスなのです。
批判をするということは
自分の基準を持っているということを主張でき、
批判している最中は相手より上に立つことができます。
つまり、批判し続けていれば、
相手より優位なポジションを確保できるうえに
自分が批判されることを防ぐことができるのです。
このアドバイスをもらったドラマの中の人と同じように
『自信のない人』にとっては、
この方法はとても効果的な方法です。
なぜなら、この方法を使えば
見せかけの自信を作り出すことができ、
本物を見抜く力のない人たちは
騙されて認めてくれるからです。
批判すること、攻撃することは最大の防御。
弱い自分を鎧の中に隠し、
相手から攻撃されないように
無理して自分を強く見せているのです。
これが、攻撃型コミュニケーションのメリットであり、
自信がなく本当は傷つきやすい弱い心を持つ
攻撃的な人がこのコミュニケーション方法を
手放せずにいる理由です。
このような攻撃的な人は、6つのLife Stageでは
バトルステージで生きている人です。
バトルステージで生きていると
自分で自分自身を認めることができず、
そのため他人に自分を認めてほしいという
欲求が強くなります。
そのため、
人から批判されたり見下されることには耐えられません。
自分に価値を感じるために、“認めてほしい”、
“尊敬されたい”という欲求が強いので、
自分を大きく見せ、人から攻撃されないように
防御する必要があるのです。
攻撃される人と攻撃されない人との違い
バトルステージの攻撃的な人の
見せかけの自信を見抜けない人というのは、
同じバトルステージで生きている人や
さらに自信が少ないバリアステージで生きる人です。
バトルステージとバリアステージでは
自分に対する自信が少ないため、
人の本質を見抜く力が弱く、自分より強い人や
見せかけのものに騙されやすい特徴があります。
見た目の美しさや、収入額や実績(数字)や肩書のように
目に見える分かりやすいもので人を判断してしまいます。
ところが、自分自身への揺るぎない自信を持つ
自己成長ステージや創造者ステージで生きる人には
見せかけの自信は通用しません。
このような人の目には、
ただ単に虚勢を張っている、というふうにしか映りません。
人の悪い面にしか目を向けれらない
あまり気持ちの良くない人、
という印象しか受けませんので、
そもそも関わり合いになろうとしないでしょう。
本当に自信があるなら、
人の素晴らしい面を見つけて学ぼうと思ったり、
相手の良くない点を批判するより
良い点を見つけて伸ばしてあげようとするはずだからです。
攻撃的な人に攻撃されてしまうのは、
攻撃型コミュニケーションが通用する人だけです。
つまり、バトルステージかバリアステージで
生きている人がその標的になってしまうということ。
普段はこの2つのステージ以外で生きている人でも、
攻撃的な人に攻撃されることで
バトルステージに落ちてしまって
戦いに巻き込まれることもあります。
しかし、
自分の高い意識レベルを保ち続けることができれば、
攻撃的な人は「この人には通用しない」
「この人はコントロールできない」と諦めて離れていくか
(「この人はバカだから言っていることを理解できないんだ」
などと批判することで、プライドを守りながら離れていきます)、
攻撃的な人の意識を引き上げることができれば、
あなたの前ではその人は思いやりのある
いい人でしかいられなくなるでしょう。
私たちはステージが重なり合う人としか
接点を持つことができません。
同じ世界(ステージ)のルールを持つ人としか
需要と供給が成り立たないからです。
攻撃する人(支配する人)と
攻撃される人(支配される人)がいて成り立つ世界もあれば、
お互いのいい面を認め合って協力する
創造的な世界もあります。
あなたはどの世界で生きていきたいでしょうか?
あなたがもし攻撃的な人に悩まされているとしたら、
あなたは現在バトルステージかバリアステージに
ベースを置いて生きているということです。
あなた自身が攻撃的コミュニケーションを
してしまっているのだとしたら、
あなたはバトルステージで生きています。
私たちの無意識レベルを大別すると6つのステージがあり、
バトルステージはその内のたった一つです。
まずはそれ以外のステージがあることを知って、
それぞれのステージの世界観やルールを知ってください。
育ってきた環境の影響だけで
たった一つのステージしか知らずに生きるのではなく、
すべてのステージを知ったうえで
自分はどのステージで生きていくかを
あなたにも自分自身で決めてほしいと思います。
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