なかなか恋愛をスタートさせることができない人の中には、
好きな相手への好意の伝え方のちょっとした違いで
親密になるチャンスを逃してしまっているという人が
少なくありません。
先日もこのような相談を受けました。
相談内容:
好きな人ができたので、たくさんほめたり
相手の良いところを伝えるようにしたのですが、
なぜだか素直に受け取ってもらえず
逆に避けられるようになってしまいました。
今までも、恋愛に限らず仲良くなりたい人には
他の人よりも積極的にほめたりしているのに、
上から目線だと言われることもあったりして
上手く好意が伝わりません。
相手に好かれる好意の伝え方を教えてください。
このクライアントさんのように
なぜか上から目線だと言われてしまう人には
伝え方にある特徴があります。
その特徴とは、“決めつけた言い方”です。
「〇〇さんって、仕事できる人ですよね!」
「〇〇くんは優しい人だから!」
こんなふうに「あなたはこういう人!」と
決めつけられて言われると、
余程知っている仲でない限り
「俺の何を知って言ってるんだよ」と
反抗心を生んでしまいます。
しかも、「仕事ができる」や「優しい」という言葉は
一見ほめ言葉のようですが、
バリバリ評価を下している言葉でもあります。
「私の基準では、あなたは仕事ができる人です」、
「私の基準では、あなたは優しい部類の人です」、
と言っているのと同じなのです。
よく知らない人からいきなり評価を下されて
喜ぶ人はあまりいません。
「上から目線で何様のつもりだよ」と
思われてしまいやすいのです。
このような伝え方の癖を持っている人は、
一人称の“私”と“あなた”が
ごちゃ混ぜになってしまっていることが多いです。
“私”と“あなた”について、
しっかりと分けて考える必要があります。
「“私”は、あなたを優しい人だと思いました」と
「“あなた”は、優しい人です」は
まったく別の話だということです。
「“私”は、あなたを優しい人だと思いました」と
伝えた場合、自分が思ったことなので
相手は否定しようがありません。
「そんなふうに思ってくれてたんだ」と
素直に受け止めてくれるでしょう。
なお、自分の思ったことを伝えるときには
なぜそう思ったのかを付け加えると良いです。
「あなたが後輩の相談に親身になっているのを見て、
私はあなたを優しい人だと思いました」
このように理由があれば、相手も納得し、
心を開いて聞き入れやすいのです。
これに比べて、「“あなた”は、優しい人です」の場合、
おもいっきり自分の考えを相手に押し付けてしまっています。
“私”がどう思うかと、“あなた”がどういう人間かは、
同じではないのです。
相手としては、まだ親しくもない人から
いきなり上から目線で評価され、
自分の考えを押し付けられたら、
あまり親密になりたいとは思えないでしょう。
もちろん、もう既によく知っている親しい間柄なら
こんなコミュニケーションもたまにはありですが、
これから親密になりたい相手には
この伝え方はお勧めできません。
このように、一人称の“私”と“あなた”が
ごちゃ混ぜになってしまう人は、心の中で常に
「“私”は~~だと思う」、「“私”は~~を望む」、
「“私”は~~がしたい」などと言うトレーニングをしてみましょう。
自分以外の人やものを主語にした文章に
慣れているということは、被害者意識の表れでもあり、
自分で自分の人生を作っているという
意識が弱くなってしまう言葉遣いなのです。
「“上司”が面倒くさい仕事ばかり振ってくる」
と言うのではなく、
「“私”が快適な部屋に住んで、欲しいものを買って、
おいしいものを食べるためにこの仕事を選んでいる」
と言うようにしましょう。
このように、自分以外の人やものを主語にした文章や、
能動的(私はこの仕事をしている)ではなく
受動的(私はこの仕事をさせられている)という文章で
話したり考えたりしがちな人は、
6つのLife Stageでは、バリアステージや
バトルステージで生きている人になります。
この2つのステージは、
自分で自分の人生を作るパワーが
非常に弱いと感じてしまうステージです。
その理由は、このような言葉遣いにも表れるように
被害者意識にとらわれてしまう思考パターンから
抜け出せないことにあります。
そして、この2つのステージでは、
自分の考えと他の人(特に好きな人)の考えが
一緒でないと安心できない(またはムカつく)
という特徴があります。
バリアステージでは、自分の考えを押し殺し
他の人に合わせてしまいます。
バトルステージでは、
自分の考えが正しいと信じていて
みんなが自分と同じ考えを持つべきだと
相手に押し付け強要します。
好意の伝え方で、
上から目線だと感じられてしまうのは
バトルステージで生きている人です。
この2つのステージより上の自己成長ステージなどでは、
“私”が人生を作っているという実感が湧いてきます。
そのため、自分が自由に考えるのと同じだけ、
他の人が自由に意見を持つことを許容できるようになります。
ですから、一人称の“私”と“あなた”の区別がつかずに
自分の考えを相手に押し付けてしまうようなことがなくなります。
そのため、誰もが安心して付き合える人になります。
さらに上の創造者ステージになると、
“私”がどう思うかをしっかりと認識したうえで、
“あなた”がどう思うかについても思いを巡らせることが
自然とできるようになります。
相手が相手自身のことを
どのような人間として認識したいと思っていて
(どのような人間で在りたいか)、
相手がその理想像に近付いたと感じるために
自分が何をしてあげられるか、
ということを常に考えながら行動します。
これより下のステージでは、
“私”がどう思うかを『伝えたいから』伝えているのに対し、
このステージでは“あなた”がどう思うかに照らし合わせ
もし合致しないなら“私”がどう思うかなど伝えなくてもいいのです。
このステージでは、より多くの意識が
『相手のため』に働くようになります。
このような人が側にいれば、
相手は本当に理解されたと感じ、
心の底から安心することができます。
特別何も伝えなくても、
相手は深い愛情を感じることができるのです。
本当にモテる女性とはこのような女性です。
自己成長ステージや創造者ステージで生きている女性は、
100%自分で自分の人生を作っていると実感していて
自信と愛情に満ちています。
同じように自信と愛情に満ちた男性は、
このような女性に魅力を感じ惹かれるのです。
今あなたがもしバリアステージや
バトルステージで生きているとしたら、
ステージを変えて心からの信頼と愛情で結ばれた
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