カップル

恋愛は愛し愛されて喜びを感じるものですが、
恋愛関係を持つ人の中には
大きく分けて２種類の人間がいます。

それが、「愛されたい人」と「愛したい人」です。

恋人が欲しいとか結婚したいと思う時の
動機と言ってもいいでしょう。

 

両方と答える人が多いですが、
その場合は「愛されたい人」に分類されます。

少しも“愛される必要がない”と感じる人のみ
「愛したい人」となります。

恋愛関係にトラブルを抱えてしまうのは、
「愛されたい人」であり、
「愛したい」より「愛されたい」割合が多いほど
幸せな恋愛関係を築きにくくなります。

本日はその理由（愛されたい心理）と解決策をお伝えします。

 

なぜ、
「愛したい人」は“愛される必要がない”のかというと
もう満たされているので人から与えてもらう必要がないのです。

一生遊んで暮らせるだけの貯金がある人は
お金を渇望する必要がないのと同じです。

もちろん与えてもらえたら素直に嬉しいですが、
過度に求める必要がないのです。

それよりも、どんなふうにこのお金（愛情）を
使って（与えて）楽しもうかなと考えています。

 

一方、「愛されたい人」は貯金がないから
誰かに与えてもらう必要があります。

なぜ貯金がないかというと
自分で作り出す方法を知らないからです。

つまり自分で自分のことを愛せないから
どうしても誰かに愛してもらう必要があるのです。

 

それでは、なぜ自分で自分のことを愛せないのでしょうか？

それは、条件付きの愛で育てられてしまったからです。

ご両親としては１００％の愛情で育てているつもりでも、
親の言うとおりにしなかったら怒られるとか
兄弟と比較されて劣っていたら非難される
というようなことを繰り返されていると、

自分には価値がないから
愛されるためには相手をいい気分にさせたり、
頑張って優れた人（頭がいい、かわいい）に
ならないといけないなどと思い込むようになります。

 

こういう信念を持って大人になってしまうと、
自分には価値がないという無価値感を抱いているため
誰かに愛されない限り自分に価値を感じられなくなります。

自分に価値を感じられないまま生きるのは
本当につらいので、どうにかして愛されようとします。

愛されるためには相手をいい気分にさせることが
必要と思っているので、
自分が嫌なことでも相手に望まれれば
嫌と言えずに従ってしまいます。

また、愛されるためには美しくなければいけないと思い、
外見ばかり気にしてコンプレックスを抱く人もいます。

 

このタイプの人は、嫌われることが何より怖いのです。

なぜなら、人に嫌われる＝自分に価値がない
ということだからです。

ひどい場合には、浮気や暴力を繰り返されても
別れを言い出せないなんてことになってしまいます。

 

しかし、この人も結局は親と同じ条件付きの愛を
提示しているに過ぎません。

「あなたのためにこれだけのことをしてあげたのだから
私を愛して」ということだからです。

条件付きの愛ではやはり相手は満たされず、
その結果この人が満足できるほどの
愛情が注がれることはありません。

どんなに尽くしても満たされず、
不満と不安を抱えた関係を繰り返すことになります。

 

「愛されたい人」は６つのLife Stageでは
バトルステージやバリアステージで生きる人ですが、
この２つのステージで生きる人の割合は
全体の約８５％と言われています。

つまり、ほとんどの人が自分が愛されるために
恋愛や結婚をしようとしているということです。

そして、これはとても重要なことですが、
「愛したい人」は自分と同じ「愛したい人」にしか
魅力を感じませんので、
「愛されたい人」同士で恋愛をすることになります。

お金持ちはお金持ちが集まる場所で
お金持ちの人と出会うように、
まるで世界が違うかのように同じ者同士が
引き寄せ合うようにできているのです。

 

「愛されたい人」同士で恋愛をするとなると、
自分も相手も貯金がないのに
２人ともなんとかして相手の貯金を奪おうと必死です。

これでは幸せになれないのは明白です。

 

幸せな恋愛や結婚がしたかったら、
人の貯金をあてにせず自分で貯金を増やすことです。

自分で貯金をいくらでも増やせるようになれば
愛されるために人の言いなりになったり、
人の目を気にして外見を飾りたてる必要などなくなります。

そして、与えることに喜びを感じる本物の愛情を持つ
「愛したい人」と関係を築けるようになるのです。

なにより、無価値感ではなく、絶大な自信を持って
生きることができるようになるのが、
自分で貯金を増やせるようになることの最大の恩恵です。

 

自分で貯金を増やせるようになるには、
つまり自分のことを愛せるようになるには、
バトルステージやバリアステージから抜け出すことです。

なぜなら、
バトルステージでは自分を非難する思考パターン、
バリアステージでは自分を卑下する思考パターンが
習慣化されてしまっているからです。

そして、特にバトルステージ下部やバリアステージでは
『嫌われたくない』という欲求（ニーズ）が強く見られます。

このニーズを強く持っている限り、
他人の奴隷状態から抜け出すのが難しいのです。

 

本日ご紹介したニーズと６つのLife Stageの関連性や
それぞれのステージの特徴などを
分かりやすくまとめたテキストがあります。

愛されたいあまり恋愛関係が上手くいかない人や
ステージを変えて幸せな恋愛をしたい人には
ご一読をお勧めします。

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