手をつなぐ恋愛に関する相談を受けるときに一番多いテーマはやはり、

「付き合いたい人がいるのですが、どうしたらいいですか?」

という相談です。

一緒にいたらすごく楽しくて、ずっとドキドキしちゃうほど大好きな人には、自分のことも好きになってもらいたいと思うのは当然のことですよね。

 

しかし、あまりにも誰かにこだわりすぎてしまうと、逆に上手くいかなくなるということがあります。

相手を意識しすぎて自然体でいられないから
好きになってもらえない、
なんてこともよく聞きますが、

そういうこととは別に、一人の人にこだわるあまり、
あなたの内面が引き起こす問題があるのです。

 

コンサルティングをするときに、
いつも一番初めにお伝えする大事なことがあります。

それは、恋愛も仕事も遊びも、
すべてのことはあなたの人生をよりハッピーなものに
するための“手段”にすぎないということです。

多くの人は、『自分の選べる範囲』の中で、
「幸せになるにはこれがいいだろう」という
最善のものを無意識に選択して生きています。

あなたが付き合いたい人も、就きたい職業も、
挑戦したい趣味やスポーツも、
今のあなたが「これを選べばもっとハッピーになれる」
と考えている手段なのです。

 

ところが、ほとんどの人は『自分の選べる範囲』を
かなり制限しています。

本当は選べる色は無限にあるのに、
目の前には12色の色鉛筆しかないから
その中で好きな色を選ぶという感じです。

自分には12色セットの色鉛筆しか選択肢がないと
思い込んでいるのです。

 

そして、12色の中で赤が一番気に入ったら、
赤を自分の理想のものだと仕立てあげてしまいます。

赤を塗ってみて少しでも気に入らなければ
「どうして私の希望通りの色じゃないの?」と失望したり、
「もっと薄くなってよ」などと要求したりします。

12色の中からしか選べないと思い込み、
何とか選んだ1本にこだわり続けて
気に入らない部分を変えようとするのです。

 

しかし、赤を赤以外のものに変えようとするのは
ほぼ不可能ですし、赤の本来の良さよりも
気に入らない部分ばかり気にすることで
ネガティブな感情になる時間が多くなります。

そうすると、
全然自分の思いどおりの色に変わらない赤に対して
初めは12色の中で一番好きだと思った色なのに、
そのうちつまらない色に思えてきます。

そして、他の11色の中から別の色を選び、
また同じことを繰り返すのです。

 

恋愛でもこれと同じことをしている人が
本当に多いと感じています。

たまたま自分の近くにいる人の中で
自分とつり合いそうな誰か一人を選んで、
その人を理想の恋人に仕立てあげ、
自分の理想を押し付ける。

少しでも理想と違うなら、怒ったり、失望したりして
相手に「変われ」と要求する。

なぜなら、あなたはもっと幸せになるために
恋愛したり結婚したりしているので、
思ったとおりの幸せが手に入っていなかったら
修正しなければならないと思うから。

 

でもそれは力を注ぐ場所を間違っています

制限された中で相手を選び、
理想と違ってたら『相手を修正すること』
力を注ぐのではなく、

『本当に理想の相手を決めること』
力を注ぐべきなのです。

最高に幸せな人生にするために、
どんな恋愛をする必要があり、
そのためにはどのような相手を愛して
一緒の時間を過ごすのがベストなのか?

 

本当に理想の相手が明確になって
あなたが心から求めていると、
必ずそういう人が現れます。

なぜなら、あなたが最高に幸せな自分の人生や
それにふさわしい恋人のことを考えている時には
とてもいい気分になります。

引き寄せの法則は感情に働き、
いい気分でいる時間が長ければ長いほど
あなたをいい気分にしてくれる人や物事が
引き寄せられてくるからです。

 

逆に、誰か一人の人間にこだわって、
相手を変えたい、相手を自分のものにしたい、
などと独占欲から来るネガティブな感情を
感じ続けていると、

ますます怒りや失望、嫉妬心などの
ネガティブな感情を感じるような人間関係や
物事が引き寄せられてきます。

 

ですから、誰かにこだわるよりも、
自分の幸せな人生と理想の恋人を明確にして
リラックスして毎日を過ごしていたほうが
結果的に幸せな恋愛ができるのです。

もし、現在あなたの好きな人がその相手だとしたら、
自然と付き合うようになるでしょう。

もし、好きな人がその相手じゃなかったとしたら、
その代わりにもっともあなたを幸せにしてくれる
男性が現れ付き合えるのですから、
もちろんそちらのほうがいいですよね。

 

執着したり、独占欲で人間関係を捉えるのは
6つのLife Stageではバトルステージの特徴です。

本当の目的は誰かをモノにするとか
落とすというようなことではなく、
あなた自身が幸せになることだということを認識し
ぜひ大きな視点で幸せな恋愛を楽しんでください(^^)