生きることに疲れた女性「生きることに疲れた・・・」って、何十年と生きていれば誰だってそう思うこともありますよね。

そんな時どうすれば解決策を見出せるのか、明るい考え方を取り戻せるのかについてアドバイスしていきます。

まず初めに、「生きることに疲れた」と言う場合には
2つのタイプに分けられます。

1.生きる気力が湧かずうつ状態
「死にたい」タイプ→日常的に生きる事に疲れている

2.思いどおりにいかないことに圧倒されている状態
「欲求不満」タイプ→たまに生きる事に疲れることがある



今日は1.「死にたい」タイプについてお話していきます。

このタイプは6つのLife Stageのうち、
かなり長い時間バリアステージで過ごしているタイプです。

人は誰でも一度はこの「深い悲しみ」のステージである
バリアステージを体験しますが、長い時間ここにいると
肉体的にも精神的にも健康が損なわれてしまいます。

バリアステージでは恐怖や悲しみ、無価値感などの
感情がベースとなっているので、気力やエネルギーが
出てこなくなるのです。



バリアステージはその名のとおり、バリアの中に閉じこもって
危険や恐怖から自分を守っているイメージです。

自分への自信や安心感がほとんど感じられないので、
自分でそこから抜け出そうという意欲が出てきにくくなります。

普段はバリアステージ以外のステージで生きている人でも、
何かのきっかけですごく落ち込んでいる時には
元気の出ることをしようなどというアイデアさえ浮かばない
なんて経験があるのではないでしょうか。

バリアステージではそのような無気力な落ち込み状態が
常に続いています。

ですから、生死にかかわるような衝撃的な出来事に遭遇するとか
バリアステージから引っ張り上げてくれる人物や人生の学びなどと
出会わない限り、なかなか抜け出せないのです。




では、どうしたらバリアステージの「死にたい」サイクルから
抜け出せるのでしょうか?

それには感情のコントロールの仕方を知る必要があります。



落ち込んでいる人に向かって「元気出せよ」と
声を掛ける場面を見かけることありますよね。

そんなことわかってるけど、できないから困ってる。

落ち込んでいる人は元気が出ないから
落ち込んでいる(エネルギーがない状態)わけです(笑)



よくポジティブシンキングを崇拝しすぎて
現状とのギャップに苦しんで逆に自己嫌悪に
陥っている人がいますが同じようなことですね。

ポジティブシンキング(楽観)はいいことですが、
現在地が楽観という感情とは程遠い場所にいる場合、
絶対に一足とびには行けません。

新幹線で東京からいきなり福岡までは行けないのと同じ。

横浜や名古屋や大阪を経由しなければいけないのです。



バリアステージの恐怖や悲しみ、無価値感という感情の
場所にいて、エネルギーが出てこない場合。
(他にも、罪悪感や絶望、無力感や自己嫌悪なども一緒です)

「死にたい」サイクルから抜け出すために
まず初めに経由しなければならない感情は、
復讐心怒りです




こう言うと多くの人はびっくりするんです。

なぜなら、怒りは良くないものと教えられているから。

ましてや復讐心を抱くなんてとんでもない!

でもここを通らないと明るい感情には辿りつけないということを
覚えておく必要があります。

途中駅(名古屋あたり?)なだけの話です。



無気力状態より怒りのほうがなぜ上なのかというと、
エネルギーが出てくるからです。

ところがほとんどのうつ病の家族の方達は
一足とびに元気になって欲しいと願うあまり、
うつ病の方が無気力状態から回復する途中で
怒りが生じて泣き出したり非難したりし出すと抑え込みます。

良くない兆候だと決めつけて、元の無気力状態へ
逆戻りさせて安心するのです。

周りの人間だけでなく本人も同じことをします。

回復して怒りが生じると、
「怒りを感じるなんてダメな人間だ」
自己嫌悪や罪悪感へ逆戻りです。



 

「死にたい」サイクルから抜け出せない原因

  1. 良くなろうという気力やアイデアが出てこない
  2. 回復して「怒り」が生じると罪悪感を感じて逆戻りしてしまう



私のところに来る方には、怒りを充分に感じてもらいます。

一緒に復讐計画を立てる場合もあります。

めちゃくちゃ非難してもらいます。

実際にその本人に怒りをぶつけたり復讐する必要はありません。

むしろ、しないでください(笑)

ただ、効果的に自分の中の怒りを認めて表現することができると
初めて「満足」という感情の場所まで行けます。

大阪くらいまで来ることができました!



満足まで来るともう怒りの感情はどこかへ行ってしまいます。

次は希望が生まれ、そしてようやく楽観へと到達できるのです。

新幹線で東京から福岡まで行くには
こういう道程が必要不可欠なわけです。



ずっとバリアステージで「死にたい」サイクルを
繰り返していた人は、一度楽観まで来られても
またすぐに無気力へ戻ってしまうこともあります。

感情が一時的に変わってもLife Stageは変わっていないので
バリアステージの感情に戻りやすいからです。

けれども、何度もこの方法を繰り返していれば
Life Stage自体を変えることも可能です。



ただし、Life Stageの構成要素は感情だけではないので、
他の要素も同時に変化させることで確実にステージを移動できます。

生きる事に疲れて「死にたい」サイクルを繰り返すことに
うんざりしているなら、バリアステージを抜け出すことが
一番の解決策です。

常に「楽観」のポジティブシンキングで
意欲的に生きられるステージや、
高い自己尊敬の気持ちを持って
人生と成長を楽しめるステージなどがあります。

もっと楽にハッピーに生きられるステージに移動したいなら
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