舌を出す女性「どうしてそんな嘘をつくのだろう?」と不思議に思うような、日常的に小さな嘘をつく人があなたの周りにもいませんか?

もしかしたら、あなた自身が自分のそういった行動に対して悩んでいるのかもしれません。

先日もクライアントさんからこのような相談を受けたばかりです。

「本当のことを言えばいいのに、ちょっとしたことでもつい平気で嘘をついてしまいます。嘘をつく癖をなおすにはどうしたらいいのでしょうか?」

 

たしかに、以前このクライアントさんが待ち合わせに遅刻された時、
家族の都合で送れますと連絡をいただいたのですが、
後で話を聞いてみると本当は当人の体調が原因だったということが
判明したという出来事がありました。

まさしく「別に本当のことを言えばいいのに・・・」という
ちょっとした嘘です。

ただ、私はクライアントさんの現状を知っていたので、
無意識に嘘をついてしまうことに対して
疑問はありませんでした。

嘘をつく理由があるから、嘘をついているのです。

 

嘘をつくことの自分自身への弊害とは?

 

さて、嘘をつく理由を明らかにする前に、
嘘をつくことで本人がこうむる被害について
お話したいと思います。

たとえば、心にもないお世辞を言ってしまって
嫌な気持ちになったことはありませんか?

明らかに自分の本心と違うことを口にしたりして、
後からどっと疲れてしまう感覚を体験したことはないでしょうか?

これはまさに自分に嘘をついたことに対する報いです。

 

私たちは必ず善意や良心を持っているので、
正直さや誠実さに反する行動をした時には
自動的にネガティブな感情を感じるようになっています。

そのため、
自分の本心に嘘をついた行動を取り続けていると
嫌な気分でいることが長くなり、
自分のことがどんどん嫌いになり、
自信喪失や自己嫌悪に陥ります。

これと同じように、
どのような事柄に対してでも嘘をつくという行為は、
あなたから自分を信頼する力を確実に奪っていきます。

嘘をつけばつくほど、
自分のことを信じられなくなっていくのです。

 

なぜやめられないのか?嘘をつく理由

 

本来なら嫌な気分になるようなことは避けたいと思うので、
もう嘘をつくのはやめようとなるところですが、
嘘をつくパターンにはまりこんでしまった人は
なかなかやめることができません。

既に自信喪失や自己嫌悪という感情が
日頃のベースの感情になってしまっている場合、
「嘘をつかないほうがいい」というシグナルでもある
ネガティブな感情が慢性化してしまっているからです。

それどころか、
嘘をつくことでもっといい感情になろうとさえ
無意識で考えてしまうのです。

この状態に陥っているのは、
6つのLife Stageではバリアステージ
生きている人になります。

 

バリアステージで生きている人は、
他人にどう思われるか、自分がどう見られるか
ということを過剰に気にしてしまいます。

そういう思考パターンの中で生きているため、
体裁を非常に気にします。

正直さや誠実さということよりも、
上辺だけでもよく見せようという意識が強いのです。

だから、嘘をついてでも人からよく見られるほうが
重要だと思ってしまいます。

 

「自信喪失」「自己嫌悪」という感情は、
感情をレベル分けした場合に下から2番目にあたる
とてもネガティブな感情です。

ですから、この場所に留まるよりは、
嘘をついてでも「満足」という感情になれたほうが
ずっといいのです。

嘘をつく理由、嘘をつく心理とはこういうことです。

バリアステージで生きていて
人からどう思われるかを気にしすぎる人が、
嘘をつくことを習慣化してしまっている場合、
無意識的に嘘をつくことをやめられないでしょう。

 

自分への信頼を回復して自信を持つために

 

ところが、先程も述べたように嘘をつけばつくほど、
言い換えれば善意や良心に背く行為をすればするほど、
私たちは自分を信じられなくなっていきます。

つまり、どれだけ上手に上辺を取り繕って生きていても、
嘘をついている限り自信を取り戻すことは不可能
なのです。

たとえ他人を上手く騙すことができたとしても、
「自信喪失」や「自己嫌悪」という感情は
ずっとあなたの側から離れないということです。

「自信喪失」や「自己嫌悪」を手放して、
自分を好きになったり自信を取り戻すには、
嘘をつくことを手段にしては絶対にいけません。

 

一番確実な方法は、バリアステージから抜け出すことです。

6つのLife Stageにはそれぞれ特徴的な
思考パターンやベースの感情があり、

バリアステージの人目を気にしすぎる思考パターンや
自信喪失や自己嫌悪といったベースの感情は、
他のステージに移動することで変えることができます。

嘘をつく理由がなくなれば、
いくら今は無意識に習慣化された行動であっても
嘘をつく必要はなくなります。

 

正直に誠実に、自分に自信を持って生きたいと願うなら、
バリアステージから他のステージに移動しましょう。

そのために、まずは6つのLife Stageについて
知るところから始めてみてください。

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