「適当に褒められても全然喜べない」
「自分も見え透いたお世辞なんて言いたくない」
そうは思っていても、円滑なコミュニケーションを図るために少なからずお世辞や褒め言葉を口にしてしまって、
なんだか人付き合いに疲れてしまった・・・、と相談に来られる方が多いです。
褒められて嬉しいケースと嬉しくないケースの違い
では、なぜお世辞や褒め言葉を言われても嬉しくないのでしょうか？
というか、嬉しいケースもあるはずなのです。
その違いが何なのか、それが重要です。
創造者ステージのコミュニケーション方法
先に答えを言ってしまうと、それは相手のLife Stageの違いです。
（＊自分のLife Stageも多分に関係しますが、
本日の記事では相手のLife Stageに注目します）
これは各Life Stageごとのコミュニケーション方法の違いでもあります。
たとえば、創造者ステージで生きている人は、
相手のいい面を見てそれを相手の本質だと信じます。
疲れていたり、寝不足だったりできつく当たられたとしても、
「今はたまたま状態が悪いだけ」と思い、
相手に低い評価を下すことがほとんどありません。
なぜそれができるのかというと、
創造者ステージで生きている人は自分自身に対し
充分な自信と愛情を持っていて、
同じような目で他人を見ることができるからです。
そして、いつも「この人の素敵なところはどこだろう？」
と人のいい面を探すことを無意識にしています。
創造者ステージの人から伝えられる言葉は、
１００％の本心であり、
ただ伝えたいからという理由だけで伝えられます。
本当に素敵だと思っていることを伝えられると、
嫌な感じがするどころか、
本当の自分を分かってもらえたという
安心感と幸福感に包まれるのです。
バトルステージのコミュニケーション方法
今度は、バトルステージで生きる人の場合を考えてみましょう。
バトルステージでは自分の価値を感じられず、
自分への自信と愛情が不足してしまっています。
なんとか自分に価値を感じようとして、
人から好かれようとしたり、認められようとします。
そして人を見下したりバカにすることで、
相対的に自分は優れていると思い込もうとします。
要するに、創造者ステージの人とは真逆のことをしています。
人の良くない面を見て評価を下し、非難しているのです。
ですから、バトルステージの人が人を褒めているとき、
それはほとんどの場合、１００％の本心ではありません。
ではなぜ褒めるのか？
その理由は、自分が好かれたり、良い人だと思われるためです。
自分に価値を感じるためには、人に嫌われたり、
仲間外れにされるわけにはいかないのです。
もちろん、悪意があって嘘をついているわけではありません。
相手を喜ばせようという気持ちがあっての
お世辞や褒め言葉のことも多いですが、
その裏にあるのはやはり自分のメリットなのです。
しかし、そういう下心は相手に伝わってしまいます。
「褒めてあげてるんだから喜びなさいよ」とか、
「なに真に受けてるの？少しは謙遜したら？」というような
傲慢さが透けて見えるからです。
だから、受け取った側が褒められても嬉しくない
という気持ちになってしまうのです。
人間関係の問題を解決するための最善策とは
バトルステージの状態でコミュニケーションをおこなうと、
どうしても信頼関係が築きにくくなります。
人間関係で悩んでいるほとんどの原因は、
バトルステージで生きていることか、
バトルステージよりもさらに自信が少ない
バリアステージで生きていることです。
ところが、ステージを移動して自分への自信や愛情が回復し、
コミュニケーション方法が変われば、
人間関係がまったく違うものへと変わります。
バトルステージやバリアステージで生きている人が
渇望している「尊敬」や「信頼」、「受容」というものが、
求める必要もないのに、人から与えられるようになります。
なぜなら、創造者ステージや自己成長ステージで生きる人は、
人を尊敬し、信頼し、溢れる愛情で受け入れているからです。
もしあなたが現在、人間関係で問題を抱えているなら、
自分のLife Stageを見直してみてください。
６つのLife Stageについて、それぞれの特徴を知るだけで、
問題の原因や解決法が見えてくるはずです。
Life Stageの概要がすぐにわかる学習テキストを用意しています。
↓ ↓ ↓のフォームから無料で入手できますので、
ぜひ明日からの人間関係に役立ててください(^^)
