「自分らしく生きる方法を教えてもらえませんか?」
生徒さんからよくこういう相談を受けます。
“自分らしく”生きたい
この気持ち、痛いほどよく理解できます。
私も以前は“自分らしさ”を何よりも大切にしていて、
全ての選択肢は
「自分らしいか自分らしくないか」で
決めていたほどです。
昔の私は“自分らしさ”を貫いていたおかげで
「スタイルがありますね」「芯が強いですね」と
言ってもらえることが多くありました。
“自分らしさ”が何よりも大事なので
「それは私らしくないのでできません」と
とにかく頑なに守っていました。
私らしい私が好きでしたし、
他の人に私らしさを認めてもらうのが好きでした。
こういう生き方をしていると
その強さに憧れてファンになってくれる人ができたり、
カリスマ的な存在になりやすくなります。
その反面、非常にもろい面があります。
自分らしくないことをしてしまったときに
死にたいほど後悔したり落ち込んでしまうのです。
完璧な自分が壊れてしまった、という感覚に近いです。
要するに、人に見せるために“自分らしさ”という鎧を
作り上げていたにすぎないのです。
こういうタイプの人は周りからは自信満々に見えますし、
本人も自信があると思い込んでいることも多いです。
でもその鎧が壊れてしまったときに、
自信のない本当の自分が現れます。
ちょっとしたことで後悔したり落ち込んだりするのは
自信のないあらわれです。
自信がないが故に、鎧を作り上げる必要があるのです。
このタイプの人の“自分らしさ”とは、
結局のところ自分で自分に課す制限です。
自分の可能性を制限して、
勝手に自分を狭い枠の中に閉じ込めてしまうのです。
「私らしくないからこれはやらない」
「私らしくないからこんなことは絶対にできない」
自分で作り上げた自分像を守ることに
必死になってしまいます。
“自分らしさ”にこだわるのは、6つのLife Stageでは
バトルステージの特徴です。
バトルステージで生きている人は、
自信の欠如をなんとか回復しようとしている段階です。
ですから、頑ななまでに「これが私だ!」と主張して
自分という人間像を作り上げるのです。
バトルステージを抜けた後のステージで
生きている人からは、
「自分らしく生きたい」という言葉を聞くことは
ほとんどありません。
どこで何をしていても、それが『自分』だという
自信があるからです。
自分の中に確固として自信を感じている人は、
柔軟に何にでもなれるし、
たとえ人に見下されるような仕事であっても
必要ならば誇りを持って引き受けることもできるのです。
制限された狭い枠の中で生きることを
“自分らしさ”と言う人と、
どんなことをしていても“自分らしさ”になる人、
あなたはどちらになりたいですか?
私はバトルステージを抜けた後は
“自分らしさ”を基準に物事を決めることは
一切なくなりました。
以前はガチガチに自分自身を固めていたので
「こんなことをしてしまって本当に恥ずかしい」とか
「自分らしくいられないならもう死んでしまいたい」と
夜寝る前に落ち込むことがありましたが、
今はそんな感情を思い出せないくらいです(笑)
何をしていても自分なので、
いつでもどこでも100%“自分らしさ”を感じています。
とは言っても、自分らしいかどうか?なんて
普段はもういちいち気にしていませんが。
「自分らしく生きたい」という人には、
“自分らしさ”なんていう制限を与えて
自分をガチガチに縛り付けてしまうよりも、
Life Stageを変えて
「何をしてたってこれが私なんだ!」という
揺るぎない自信を取り戻してほしいと思います。
Life Stageメソッドを学習するための無料テキストを
用意していますので興味のある方は見てみてください。
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