悩む「今の仕事は自分には向いていないしこれ以上続けたくないので転職を考えているのですが、

やりたい仕事がわからないんです・・・」

「これだ!という天職を見つけて全力で取り組みたいのに何をやっても違うという感じがして、

自分が本当にしたいことがわからないんです・・・」

「どうしたらやりたい事が見つかるんでしょうか?」

 

生徒さんやクライアントさんからよくこういう相談を受けます。

自分の人生に真剣に取り組もうという気持ちが伝わってきて
こういう相談を受けると、私としてもなんとか
手助けがしたいという気持ちになります!

あなたも自分のやりたい事が分からないと悩み
自分探しの途中なら、ぜひこの記事をお役立てください。

 

やりたくないことははっきりと分かるけど
やりたいことが分からないという人には、
実はある共通点があります。

それは、違いを見つける能力が高い、ということ。

どういうことかと言うと、
何かに興味を引かれて始めてみても
しばらく経つと「なんか違う」と思ってしまうのです。

 

初めのうちは興味の度合いが高いですから
楽しいことばかりが引き立っていて
「楽しい!」という思いでやっているのですが、

続けていくうちにつまらない面とか嫌な面が
目に入りやすくなって
「やっぱり違った!」となってしまいます。

楽しい面はそのまま残っているはずなのに
違う面にばかり目が向いてしまいやすいのです。

 

最初はワクワクして入った会社でも
会社の制度が気に入らない、
同僚の性格が気に入らない、
こんな仕事がしたいのではなかった・・・

楽しく始めた趣味でも
こんなに疲れるとは思わなかった、
同じことの繰り返しでつまらない、
上達しないのは先生の教え方が悪い・・・

大好きになって付き合った人でも
よく見るとファッションセンスが悪い、
話し方の癖が嫌だ、
意外にケチな人だった・・・

こんなふうに、
初めはいい所しか見えなくて関わり始めても
「こんなはずじゃなかった」となって
終わってしまうパターンを持っているのです。

 

私は恋愛コンサルタントとして
恋愛関係の相談に乗ることも多いのですが、
クライアントさんに必ず伝えることがあります。

「付き合い始めたときと同じ目で相手を見て、
同じ気持ちで相手に接し続けていれば、
別れが来ることはありません。」

 

やりたいことがわからない、天職を見つけたい、
という人へのアドバイスとしてよく聞かれるのが、

・どんな小さなことでもいいから好きなことをやりなさい
・いろんなことに挑戦してみなさい
・今までやったことの中で好きなものをリストアップしなさい

こういうものは確かに効果があるのですが、
気に入らない面に目が向いてしまうパターンを持つ人は
結局「やっぱり違った」となってしまうのが関の山です。

 

「やっぱり違った」とならないためには、
“違いを見つける能力”を
“さらにいい面を探し続ける能力”

根本的に変える必要があるのです。

減点方式から加点方式に変える
言ってもいいかもしれません。

恋愛に例えると、好きで好きで仕方ないところから
付き合いをスタートしてだんだん嫌な面を見つけて
0点になったら別れるパターンを、

好きで好きで仕方なくて付き合い出して
もっともっと好きな面を見つけて
100点→120点→150点→200点としていく
パターンに変えられれば、ずっと「楽しい!」わけです。

 

こういうことを言うと、

「失望させられたのはこっちだ。相手が悪い」
と言う人がいるのですが、

実はこのような考え方もやりたい事がわからないと
悩む人に共通する特徴です。

自分から好きになろうと、相手からアプローチされようと
最終的に付き合うことを決めたのは自分なのに、
最後には相手(自分以外)のせいにしてしまうのです。

 

まとめると、天職を見つけられない人というのは、

今やっている仕事や活動の中に
意義や喜びを見つけられない人

そして、それを聞くと
「それはこの仕事が悪い」、「これはやらされている仕事だ」
などと自分以外のもののせいにする人
です。

 

この考え方のパターンを変えないと、
これからどんなことをしようと、どんな人に出会おうと
最後には必ず「やっぱり違う!」となってしまいます。

これで天職を見つけられるはずはありません。

どんなにビビっときて
「これが私のやりたいことだ!」と思っても、
結局「これも違った、パーフェクトではない!」
となるのです。

 

この思考パターンを変えるために、
おこなってほしい2つのことがあります。

 

1.今やっていることはすべて自分が選んで決めたことだと自覚する

 

自分の責任を回避しているうちは
自分の人生の舵を取ることはできません。

誰かに勧められてやったことであろうと、
選択の余地がないと思えたものであろうと
それをやると決めたのはあなたなのです。

自分の行動や感情を誰かのせいにしたり、
社会や組織や制度のせいにしているうちは
本当に自分が望んでいるものは見つけられません。

自分は今なぜこの行動をしているのかという
問いに答えることができない
からです。

この問いの答えの中に
あなたのやりたいことの種が隠れています。

 

たとえば、「なぜ今その仕事をやっているのですか?」
と聞かれたときに、

「この会社しか雇ってくれなかったから」
と答えるのではなく、

あなたがその会社を選んだ理由を探してください。

「お給料が30万円もらえるから」
「土日はしっかり休めるから」
「家から近いから」
「会社の理念に賛同できたから」
「若い人が多い職場だから」

こうやって理由を挙げていくと
自分が選んだという自覚が強くなってきます。

同時に、
自分が何を大事にしているのかに気付けるのです。

 

2.今の仕事の中に意義と喜びを見つけ出す

自分の行動はすべて自分が決めたことだと自覚したら、
次に今の仕事の中に意義と喜びを見つけ出します。

意義というのは、
これをやっていることで誇りを持てるとか
有意義な気持ちになれることです。

喜びとは、単純に楽しいとか
自主的にやりたいと思えることです。

改めて考えてみて、今の仕事の中に
意義も喜びもほんの少しも感じられないのであれば
今すぐに別の仕事に変えた方がいいと思います。

あなたの身体のほうが心配です。

 

ほとんどの人は、意義も喜びも
見落としていただけだと気付くはずです。

今の仕事の中に意義と喜びを見つけられて
その気持ちを保ちながら働くことができるようになると、

意義と喜びを感じられる業務の量を増やしたり、
感じられない業務は担当から外してもらうなど、
ちょっと工夫をするだけで今の仕事が天職になった
という人も少なくはありません。

また、意義と喜びを感じながら仕事をすることで
自分は何に意義と喜びを感じるのかを意識できるので、
もっとたくさんの意義と喜びを感じられる仕事を
見つけ出す力がつきます。

こうして加点方式の生き方をしていれば、
いつの間にか天職に辿りついていた!
なんてことになります。

 

この2つの項目で難しいのは、
1.今やっていることはすべて自分が選んで決めたことだと自覚する
だと思います。

責任転嫁の癖がついていると
自動的にそういう考え方が出てきてしまいます。

特に、「どうして?」と聞かれたときに

「~~しなければいけないから」
「~~するのが義務だから」
「それが常識だから」

などと答えてしまう人は、
無意識で自分の責任を手放して
自分の人生の舵まで手放してしまっているので
要注意です。

 

こういうタイプは、6つのLife Stageでは
バトルステージバリアステージで生きている人です。

そもそも、自分の感情に蓋をしてしまいがちな
バリアステージの人はやりたい事がわからないと
言う人が多いですし、

バトルステージの人は、自分以外のもののせいにして
不満を感じることが多いため、
意義や喜びを見つけられずにいるのです。



こういう無意識の思考パターンを変えるには
Life Stageを変えることです。

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