42-16483288「自分の居場所がない」という感覚は、「自分は存在する価値がない」という不健全な自己認識を強化します。

不健全な自己認識はあなたの人生を破壊する威力を持ちますので、早めに対処しましょう。

本日は、存在意義と自分の居場所の作り方をお伝えします。

 

私たちは言葉以外にもあらゆる方法で
相手にメッセージを伝えています。

たとえば、
心の中で強く思いながら接するというだけで
そのメッセージは相手にも伝わります。

「自分の居場所がない」という感覚を
引き起こすメッセージは、
「あなたはこのグループの一員ではない」
というメッセージです。

 

ただ、他の人が意図的にこのメッセージを
発しているかどうかは定かではありません。

「あなたはこのグループの一員ではない」
というメッセージが伝わっているということは、
「あなたは大切な一員だ」というメッセージが
伝わっていないと同じことだからです。

つまり、他の人が「あなたは大切な一員だ」
特に意識しながらあなたに接していないというだけで、
「自分の居場所がない」という感覚を
抱いてしまうことがあるということです。

 

これはスポンサーシップというスキルで、
他者や自分自身の自己認識を支え
能力を引き出すことに活用します。

ところが、他のことに意識が向いていると
スポンサーシップのスキルを知っていても
おろそかになってしまうこともあり、
知らない人ならなおさら使っていないことがほとんどです。

カップルや新しいプロジェクトチームなど
最初は新しいメンバー同士への期待が強いので
自然とスポンサーシップメッセージを
お互いに送り合っていますが、

慣れていくうちに、特に意識したとき以外は
スポンサーシップメッセージを発することが
なくなっていくのが普通です。

 

現在「自分の居場所がない」と感じているあなたは、

みんなに「あなたは大切な一員だ」という
スポンサーシップメッセージを送ってほしいと
思うかもしれません。

しかし、まずはあなたがそれをしているかどうかを
考えてみてください。

「あなたは大切な一員だ」という
スポンサーシップメッセージを受け取った人は、
「献身」という態度を表すようになります。

自分の属しているグループや
メッセージを送ってくれた人のために
もっと良くなるように意識したり
行動したりするようになるということです。

 

相手にそのような態度が見られず、
なおかつあなたに対してあからさまに

「あなたはこのグループの一員ではない」
という否定的メッセージを送ってくるとしたら、

あなたがスポンサーシップメッセージを
送っていないか、否定的メッセージを
送ってしまっているということです。

特に、嫌がらせやシカトなどはっきりと
態度で表してくるようなら、
あなたはその相手に対して「あなたは問題だ」
という否定的メッセージを送っている可能性が高いです。

 

お互いにスポンサーシップメッセージを送らない、
または否定的メッセージを送り合う状態では
何も変わりません。

まずはあなたからスポンサーシップメッセージを
送るように心がけてみましょう。

私たちは自分の存在を高く評価してくれる人、
自分の自己認識を高めてくれる人を
嫌いになることはできません。

それどころか、一緒にいるとリラックスできて
信頼できる人物だと感じるのです。

 

「あなたは大切な一員だ」
「あなたには価値がある」
「あなたは重要な存在だ」

このように思いながら相手に接してみてください。

口に出してもいいし、心の中で思うだけでも構いません。

 

これを続けていれば徐々に相手の心の氷が溶けて
あなたに対する態度が目に見えて変わるはずです。

相手にとってあなたはなくてはならない存在となります。

私たちはいつでも自分を価値ある存在だと
感じていたいため、
自分の存在そのものを高く評価してもらうことを
心から欲しているのです。

これを与えることこそが究極的な存在意義であり、
揺るぎない自分の居場所の作り方です。