プライド「ちょっと付き合いにくいなぁ」と感じるようなプライドが高い人、あなたの周りにもいないでしょうか?

 

いつも持ち上げてお姫様扱い、女王様扱い、王様扱いをしてあげないといけない、

周りが気を遣って一番にしてあげないといけない、

その人の前では間違っても他の人を褒めることなど許されない、など・・・

 

 

彼らは無意識のうちに周囲に気を遣わせてしまうのです。

そんな一見扱いにくい(?)プライドが高い人たちですが、
あなたが嫌な思いをする必要なく上手に付き合う方法があります。

 

なぜ自分のプライドを守りたいのか?

 

プライドという意識レベルは6つのLife Stageでは
バトルステージの中に属します。

バトルステージの意識レベルを細かく分類した中で、
もっとも上部に位置するのが“プライド”です。

 

バトルステージでは全体をとおして
「比較」という思考パターンが顕著に見られますが、

バトルステージを上に行けば行くほど
自分のほうが正しい、自分のほうが優れている、
自分のほうが特別だ、自分のほうが人間として上だ、

ということを証明したい欲求が強くなります。

プライドの意識レベルで生きている人は、
このような世界観で生きているということです。

世界のすべてが自分の価値を証明するための
道具となってしまうのです。

 

バトルステージの中間~上部では
このような欲求が強いものの
欲求を満たせないことも多いのですが、

最上部のプライドレベルでは
あらゆる手段を使って欲求を満たそうとします。

それが自分の能力向上のほうへ向かうと、
非常にストイックに誰よりも努力し
難しい課題をクリアすることによって
称賛され欲求が満たされます。

ですから、プライドレベルで生きている人の中には
成功者が多いのも事実です。

 

しかし、人の注目というのはそんなに長くは続きませんから、
すぐに満たされない状態に戻ってしまいます。

自分の能力向上のほうだけに頼ってくれるうちは
周りの人にそれほど影響はないのですが
(それでもかなりピリピリした雰囲気を醸し出すので
周囲は少なからず気を遣わなければなりませんが・・・)、

それでは満たされる頻度が少ないので、
周りの人も巻き込んで自分の欲求を満たそうとしてしまいます。

頑張って生きてきて、お金も権威もあるのに、
まだ不安で「もっと尊敬しろ」と絶えず求める人は
まさにプライドレベルで生きる成功者です。

 

なぜ人と比べて上でなければいけないのかというと、
バトルステージで生きている人はどんなに表面を繕っていても
心の中は
自分に対する無価値感からくる不安でいっぱいだからです。

ありのままの自分に自信が持てないでいるのです。

だから一生懸命頑張って人に認められることを
生きる目的にしてしまうのです。

 

バトルステージで生きる人は、
人に認められるためには
自分より下の人間が必要だと思っています。

幼少期からそのような褒められ方をしてきた影響が大きいです。

テストの点数がクラスで1番だから褒められる、
他の兄弟よりも運動神経がいいから褒められる、
〇〇ちゃんよりもかわいいから愛される・・・

両親や周りの大人がバトルステージで生きていると
子供にこのような接し方をして、
子供は「自分を価値ある人間だと示さなければいけない」
という信念を持ってしまうのです。

 

プライドが高い人の心理をご理解いただけたでしょうか?

ありのままの自分では価値がないと思っているから、
他の人を下にすることで
自分の価値を証明しようとしているのです。

 

プライドが高い人への上手な接し方

 

 

まず、求めているものが明確なのですから、
それを与えてあげるという方法があります。

つまり、認めてあげたり、尊敬してあげる。

しかし、思ってもいないことを言ったりして
自分に嘘をついてまで相手の欲求を満たそうとすると
あなた自身が嫌な気分になってしまいますね。

もし相手を褒めたり認めたり尊敬するなら、
あなたの本心からそうするようにしなければなりません。

 

それができないなら、もう褒めるという方法はやめましょう。

自分の心に反してまで褒めなくても、
プライドが高い人と上手に付き合える方法があります。

 

褒めることについてよく考えてみてほしいのですが、
誰かを褒める時って何について褒めているでしょうか?

多くの場合は、その人の容姿や行動、能力、
その行動や能力がもたらした結果、ではないでしょうか。

実は私たちは、容姿や行動や能力、結果や成果などを
認められても、自分自身の存在を丸ごと受け入れられたと
感じることは難しいのです。

もちろんこのようなことを褒められても
嬉しいことは間違いないのですが、
人によっては「上っ面しか見ていない」とか
「何もわかっていない」などと感じる人もいます。

 

私たちが本当に理解されたと感じることができるのは、
無意識部分を受け入られた時です。

なぜ、その行動をしたのか?
なぜ、その能力を身に付けたり、発揮することができたのか?
なぜ、その結果を求め、達成したのか?

すべてはその人の信念や価値観、自己認識によって
成し得たことなのです。

 

たとえば、「そんなことができるなんてすごいね」
と表面的に褒めるのではなく、

「そういうことをしたのは、仕事やお客さんに対して
誠実であることを大切にしているからなんだね」、
「いつも真剣に取り組んでいる姿を見ているから
私はそう思っているよ」

こんなふうに、相手が心の中で何を大切に
しているのかを汲み取ってあげられると、
相手は目に見えるものを褒められた時よりも
ずっと安心感と信頼感を感じることができるのです。

あなたは自分に嘘をつく必要もないですし、
別に相手に共感する必要もなく、
ただ相手が大切にしていると思うことを伝えるだけなので
嫌な気持ちになりようがないのです。

それどころか、相手の表面的な部分だけではなく、
相手の大切にしていることを理解しようとすることで、
あなたは相手に好意を持ち始めるかもしれません。

 

相手を見る場所をちょっと変えてみるだけです。

これは本当に誰にでもできることなのです。

そして、プライドが高い相手は今まで満たされなかったから
満たしてくれと欲求していたので、
あなたが無意識部分を理解してあげることで
相手の態度が急変するのを目の当たりにするでしょう。

ぜひ試してみてください。

 

各Life Stageでの人や世界の見方

 

実は、6つのLife Stageによって、
世界や人のどういう面に目を向かているかが違います。

バリアステージでは外見や他人の目が一番気になり、
バトルステージ試しの門ステージでは
行動や能力、結果に目を向けます。

ですから、表面的に褒めるというコミュニケーションは
これらのステージで生きる人が主に使用しています。

 

そして、無意識部分に目を向け、
本当のその人自身を理解しようとするのは
自己成長ステージ創造者ステージで生きる人の
コミュニケーション方法です。

ですから、これらのステージにベースを置いて生きる人は
信頼に満ちた人間関係を築くことができるのです。

もっとコミュニケーションから人間関係を変えていきたい人は
6つのLife Stageについて学んでみてください。

無料の学習テキストを用意していますので、
ステージ毎のコミュニケーションや世界観の違いを知ることで
ぜひ素晴らしい人間関係を体験してください(^^)
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