鏡「自分が本当にしたいことがわかりません」
「本当の自分がわからないんです」

このような悩みを持って、本当の自分を知る方法を学びにスクールやコンサルティングを受けにいらっしゃる方がとても多いです。

本当の自分を知りたいという方の中は、なぜ自分がこういう考え方や行動をするのかといった動機を理解したいという方もいますし、

もっと多いのは、自分の心からの望みを知りたいという願望を持っている方です。

本当の自分が一体何を望んでいるのかを知らなければ、
人生をどう作っていけばいいのか分からず、
人生に意欲的に取り組むのが難しくなってしまいますね。

 

なぜ本当の自分がわからないのか

 

さて、このように「本当の自分がわからない」、
あるいは「本当の自分が望んでいることがわからない」
という悩みを持つ人は、

6つのLife Stageでバリアステージ、バトルステージ、
試しの門ステージ
のいずれかの状態で生きている人です。

 

そもそも、本来なら私たちはインスピレーションという形で
本来の願望に気付けるようにできています。

人生経験は例外なく願望を抱くために起こっていて、
インスピレーションはいつもいつも
私たちに降り注いできているのです。

あなたももしかしたらこれまでの経験の中で、
なりふり構わずただ「やりたい!」という気持ちだけで
突き動かされるように何かに取り組んだ経験があるかもしれません。

 

では、なぜこのようなインスピレーションに従った行動が
できなくなってしまうのでしょうか。

それは各ステージでの思考パターンや主な欲求が
原因となっています。

 

バリアステージでは“不安”が障害物

 

バリアステージで生きている状態では、
インスピレーションを感じ取ることがほとんどできません。

なぜなら、願望を抱いた瞬間、
“不安”を感じる思考パターンが習慣化されているからです。

このステージでは自分に対する自信が非常に少なくなっていて、
その結果、「自分の決断」に対する自信もないのです。

ですから、願望が大きければ大きいほど不安を感じます。

 

また、不安を避けたい欲求が強いため、
極度な安定志向でもあります。

願望があるからこそ生じている不安なのか、
それとも本当に危険を感じている時の不安なのか、
これらの区別がつけられないため
決断を先延ばしにしたり、現状維持に留まります。

これではインスピレーションを感じ取って、
本当に自分が望んでいることを知ることは
ほとんど不可能です。

 

バトルステージでは“損得勘定”が障害物

 

バトルステージでは、インスピレーションが瞬時に
“損得勘定”に取って代わられる思考パターンです。

バトルステージでは最優先の選択基準が、
「自分が得をするかどうか」なのです。

同じバトルステージの人でも「得をする」の基準は様々です。

尊敬されるかどうか、収入が多いかどうか、
かっこよく見えるかどうか、バカにされないかどうか、など
どの基準で考えるかは人それぞれですが、

頭で計算した結果、
こちらのほうが自分にメリットがある」
と判断したほうを選んでしまいます。

 

これは、バトルステージ下部では自分の気持ちより
“人にどう思われるか”を優先し、
バトルステージ上部では人と比較し
“自分のほうが優れている”と思いたい欲求が強いためです。

これらの思考パターンが、
インスピレーションをないがしろにし、
損得勘定で動いてしまう原因です。

 

試しの門ステージでは“目先の快楽への欲求”が障害物

 

試しの門ステージでは、
新しいことに挑戦したい、刺激が欲しいという
欲求が強くなります。

逆に言うと、同じことを継続しておこなうことが
難しいステージなのです。

いろいろなことを始めて、多くの経験はあるのですが、
ある時ハッと気づきます。

「いろいろやったけど、自分は本当は何がしたいんだろう?」

 

試しの門ステージでは、
バリアステージやバトルステージよりは
ずっとインスピレーションを感じられるのですが、
やはり目先の楽しみのほうを優先してしまいます。

インスピレーションに従った行動というのは、
結果的に私たちを人間的に成長させてくれるものであり、
すぐに手に入る面白さや快楽というのとは別物です。

試しの門ステージの状態の人が繰り返している挑戦は
ほとんどの場合ただ「環境」を変えて新しいことをしているだけで、
「自分自身」や「内面の状態」はほとんど何も変わっていない
ということが多いのです。

そうすると、短期的な満足感は得られても
心からの充実感や積み重なる自信などは得にくくなります。

 

インスピレーションをしっかりと受け取るには?

 

 

まとめると、バリアステージの“不安”、
バトルステージの“損得勘定”、
試しの門ステージの“目先の快楽への欲求”、
これらがインスピレーションの邪魔をしているということです。

これらを一つ一つ解決していくことで、
驚くほど明晰にインスピレーションを
感じられるようになっていきます。

そもそもインスピレーションは誰でも受け取っているので、
それを見えなくさせていた障害物がなくなればいいのです。

そうすれば、誰でも本当の自分を感じられ、
本当の自分自身をありのまま表現しながら
生きていくことができるようになります。

 

自己成長ステージ創造者ステージ、
悟りステージ
ではインスピレーションに従いながら
望む人生を自分の手で作っていくという
本当に素晴らしい経験ができます。

もし、本当の自分がわからないために
人生に迷いが生じているという人には、
ステージを移動して、本当の自分の望みに沿った
楽しい人生に変えていって欲しいと思います。

 

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