「かわいがられる人ってみんな素直な性格ですよね。
私も素直な人になりたいです」
先日、自称頑固者だという方から相談を受けました。
このクライアントさんは、とにかく自分の意見を曲げることが大嫌いで、自分と違う意見を聞き入れることができず、
いつも男性や目上の人から「お前はかわいくねーな」と
言われてしまうことに悩んでいました。
素直とは一体なんなのか?
かわいがられる素直な性格に憧れはあるものの、
いざ素直になろうとやってみると
「まるで自分というものがなくなってしまったみたいに
相手のいいなりになっている気がする・・・。
こんなの耐えられない!」
と挫折してしまうそうなのです。
そして実際に、相手にとって何でも言うことを聞く便利な人として
軽く扱われてしまうことに我慢ができなくなってしまいます。
素直になるかどうかは一旦置いておいて、
このクライアントさんがなぜ
自分の意見を曲げることが大嫌いだったり、
自分と違う意見を聞き入れることができないのかについて
考える必要があります。
このような状態の人はほとんどの場合、
自分に価値が感じられず自信がないことが多いです。
自分に自信がないからこそ、
自分の意見を正当化して自分の価値を証明しようとしたり、
自分とは違う考え方を受け入れることが
自分の敗北だと思ってしまうのです。
この状態が6つのLife Stageのバトルステージの状態です。
このように自分に自信を持てない状態で
素直さを表現しようとしたらどうなるでしょうか?
表面的に相手に合わせ、相手に従うようなやり方に
なってしまう人が多いようです。
「自分の意見を通す」(頑固さ)の反対は、
「相手の意見に従う」(素直さ)というように
考えてしまうのです。
そしてこの状態が、バリアステージの状態です。
バトルステージとバリアステージを繰り返すという
パターンを持っている人はとても多いです。
バトルステージの状態で自己主張していると
自分勝手だとか頑固だとか言われ、
それなら素直になろうとして
バリアステージの状態になれば人から軽く扱われる。
軽く扱われるのが我慢できなくて、
また自分の我を通すバトルステージに戻る・・・、
というような具合です。
このサイクルから抜け出すには、
まずは自分の内面的な自信を回復することが先決です。
自分に自信が持てれば、自分を正当化する必要も、
自分を押し殺すことで相手に従う必要もなくなります。
つまり、バトルステージやバリアステージから
抜け出すことができます。
自分に対する自信や愛情が100%満たされるステージが
自己成長ステージです。
実は、自己成長ステージで生きる人はとても素直です。
自己成長ステージでは、どんなことがあっても
本来の自分が脅かされるようなことは決してない、
自分の芯がブレることはないという自信があるからこそ、
他人から素直に謙虚に学び、
ますます人間的に成長できるという特徴があります。
しかし、自己成長ステージで生きる人は、
自分が本当に大切にしていることや
心から望んでいることを知っているので、
それに反することは決してしません。
自分を犠牲にして、他人の指示や命令に従う
という状態とはまったく違います。
あなたはどちらの素直な人になる?
なんとなく同じように“素直”に見える人でも、
・自分に自信がないから人に従う(バリアステージ)
・自分に自信があるから人を受け入れられる(自己成長ステージ)
この2つはまったく異なる性質のものです。
バリアステージの状態での素直さは
自分自身に必ず無力感や無価値感をもたらしますし、
自己成長ステージでの素直さは
信頼感や自信をもたらしてくれます。
素直さを自分の性格として持って
人に信頼されたり好意を持たれたいと願うなら、
自己成長ステージに移動してください。
そうすれば、あなたは自分のことを大切にしながら
他人のことも受け入れることができるので、
人からもとても大切にされるようになるでしょう。
素直だからといって軽く扱われるなんてことは
このステージでは起こり得ません。
バトルステージやバリアステージから抜け出して
自己成長ステージに移動したいと思う方は、
まずは6つのLife Stageについて詳しく学べる
学習テキストを読んでみてください。
各ステージの特徴を簡単に把握することができます。
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