恋愛したいし結婚もしたいのに本気で人を好きになれない・・・、
付き合っている人はいるけど彼氏を本気で好きになれない・・・。
テレビや雑誌では恋愛の話題ばかり、みんな素敵な恋愛をしているのが当たり前のような風潮がありますが、
本気で人を好きになれないという悩みを持っている人は意外に多いのです。
さて、ちょっとだけ想像してもらいたいのですが、あなたは財布しか持たずにバスに乗っているとします。
その車中にあなた以外にはもう一人だけ乗客がいて
その人が脱水症状を起こしてしまいました。
あなたは水を飲ませてあげたいと思いますが、
あなたの持ち物は財布だけなので
どんなにお水をあげたくてもそれは不可能です。
持っていないものはどんなに頑張っても人にあげられないのです。
恋愛がしたいのに本気で人を好きになれないというのは、
持っていない愛情を人にあげられないのと同じことです。
つまり、自分自身のことを本気で好きでない人は
本気で人を好きになることはできないということです。
たくさんの愛情を自分自身に注ぎ、
それでもまだあり余るだけの愛情を持っているから
他人にも喜んで与えることができるのです。
初めから持っていない愛情や
自分に注ぐだけで精一杯のなけなしの愛情を
他人に与えることはできません。
私たち人間には、一番初めに
自分自身を愛したい、自分に価値を感じたい
という強い欲求があるからです。
自分に充分に注いでもあり余る愛情を
他人に与える愛し方をする男女が結ばれると、
喜びと信頼に満ちた素晴らしい関係を築くことができます。
なぜなら、
自分一人でもたくさんの愛情があり充分に幸せなうえ、
さらに他人に与える喜びまでも感じられるからです。
私たちが理想としている恋愛や結婚は
このような幸せな男女の結びつきではないでしょうか？
感情的に充実した男女の関係の中では、
浮気や不倫のような裏切り、
肉体的・精神的な暴力などが発生するわけがありません。
ところが、
自分自身にも与える愛情を持っていない人が
恋愛をしようとするとどうなるでしょうか？
私たち人間には、自分を愛したいという
強い欲求があると書きましたが、
自分自身でそれができない人は
人に愛情を与えてもらうことで自分を満たそうとします。
ですが、それは相手も一緒なのです。
私たちは同じ意識レベル・感情レベルの人と
惹き合うようにできているからです。
このような人がいくら『愛』と呼ぼうが、
それは『独占欲』か『性欲』のどちらかです。
『愛』のふりをした『独占欲』や『性欲』は
簡単に相手を裏切り、
思いどおりにならなければ暴力すら引きおこします。
愛と憎しみは表裏一体という言葉がありますが、
それはこのレベルの偽りの『愛』に起こる現象です。
『独占欲』や『性欲』で突き動かされる恋愛、
つまり裏切りや暴力の危険性をはらむ恋愛を
繰り広げているのが、６つのLife Stageの中で
バトルステージやバリアステージで生きている人たちです。
この２つのステージでは
自分に対する愛情が極端に少ないため、
自分を好きになるために恋愛を利用してしまいます。
それがたとえ偽りの愛だとしても、
モテることやセックスすることで
愛されていると勘違いしたり、
自信を持てると思い込んでしまいます。
モテるために手っ取り早く外見を着飾ったりしますが、
そのような表面的なものだけに寄ってくる男性は
やはり中身（本当の愛情）は伴っていませんので、
満たされることはありません。
あなたがもし「本気で人を好きになれない」と
悩んでいるならば、
あなたはバトルステージかバリアステージで
生きている可能性が高いです。
その場合、今の状態で恋愛をしようとしてはいけません。
前述したように、その２つのステージで恋愛をすれば、
『独占欲』や『性欲』での恋愛をすることになってしまいます。
それは決してあなたに愛を与えてくれるものではなく、
裏切りや暴力への不安、怒りや嫉妬心を
あなたに抱かせる経験となる可能性が高いのです。
本気で人を好きになる喜びを味わいたければ、
まずは自分自身に愛情を注げるようになることが先決です。
他人に与えられるくらい、たくさんの愛情を持つ人間になるのです。
そのためには、バトルステージやバリアステージから
別のステージに移動して、
あなたの無意識の世界観を一変する必要があります。
あなたの中にある思考パターンや価値観などを
愛情を回復するものへと変えていくのです。
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