うつむく人付き合いが面倒で嫌い、苦手という人は多いものです。

そういう人に理由を聞くと、多くの答えは「人と会うと疲れるから」というもの。

ではどうして人と会うと疲れるのでしょうか?

 

よく、「気を使いすぎて気疲れする」ということが言われますが、
ならば気を使いすぎないようにすればいい、
というような単純な話ではないですよね。

気を使いすぎないって一体どうすればいいのか、
よく分からないから困っているわけです。

実は人と会うと疲れるという現象には
潜在意識に根深い問題があり、
あなたも知らないあなたの癖、
コミュニケーションでの無意識の反応パターンが関わっています。

なぜ人付き合いで心が疲れるのか、
あなたのどんな反応パターンが原因となっているのか、
それを知るだけでこれからの人付き合いが
とってもラクになりますよ!

 

まず、人付き合いで疲れるのは2つの段階があります。

1つ目の段階は、
相手があなたの反応をコントロールしようとしてくること。

コントロールというとちょっと大げさですが、
反応の仕方に正解があるような強要されているような
印象を受けるコミュニケーションです。

たとえば、
「私こう見えても53歳なんです」と言う女性がいて、
「そんな年齢に見えないですね」とか「若いですね」と
言って欲しいんだろうなーと期待が見え見えな場合など。

こういう『満たして欲しい感』
前面に出してくる人に出会うと、
相手を気持ち良くさせてあげないといけないような
状況に置かれるので、面倒くさいなと感じてしまいます。

 

本当にそう思うなら素直に伝えればいいですが、
妥当な年齢だなと感じているのに
相手の期待に合わせて「若いですね」などと
言ってしまうと、自分に嘘ついてる感が残ってしまいます。

これが人付き合いで疲れる2つ目の段階です。

自分の正直な気持ちより、
相手の期待に合わせることを優先すると、
私たちは自己嫌悪を感じるようになっています。

もちろん、相手を喜ばすのが楽しくて仕方がない
という気持ちで言ってあげるのはとてもいいのですが、
自分の気持ちを押し殺しているというところがポイントです。

 

人付き合いで疲れる2つの段階

1.相手があなたの反応をコントロールしようとしてくること

2.自分の正直な気持ちより、相手の期待に合わせること


 

 

 

1つ目の段階は相手の問題ですので
100%防ぐのは難しいので、
2つ目の自分の反応を意識していくことで
人と会うと疲れる状況は改善していきます。

とはいえ、
あなたの楽しい人付き合いのことを考えるなら
重度の1の人とは距離を置いたり
付き合いを考え直したほうがいいと思います。

 

私は仏陀の「非難にも称賛にも動じるな」という言葉を
意識して過ごすようにしていますので、
称賛の言葉をいただいた時には
「ありがとうございます」と素直に受け取ります。

そういう時に、ちょっと嫌そうに
「謙遜しないんですね」と言ってくる人もいます。

つまり、「謙遜するのが正解の態度だろう」と
言っているわけです。

「そんなことないです」と謙遜してあげたり、
大げさに照れて喜んであげることもできますが、
それをすると2つ目の段階までいってしまうので
後で自己嫌悪するのは分かりきっています。

 

このように相手に自分の中の正解を押し付ける
コミュニケーションをする人は、
相手の自由を奪うと同時に
自分自身をも縛り付けています。

相手が自分の思いどおりの反応をしないことで
イラッとしていたら、
ほとんどの時間イライラしていないといけません。

自分をイライラの折の中に縛り付けて
不自由にしているのです。

このような人は他人のせいでイライラの折の中に
閉じ込められていると思っていますので、
付き合いを続けている間中
あなたが変われと常に要求されることになります。

 

さて、1の人に会うことがあっても
あなたが2の段階までいかなければ
人付き合いが嫌いになるようなことにはなりません。

つまり、自分の気持ちを押し殺してまで
相手の期待に合わせるような反応をしなければいいのです。

自慢話をしてくる人がいて
「すごい」って言って欲しいんだろうなと思っても、
あなたが本当にそう思わないのであれば
言わなければいいということです。

 

しかし、このことが分かっていたとしても
どうしても相手の期待に合わせてしまう人がいます。

それは『嫌われたくない欲求』または
『良く見られたい欲求』の強い人です。

 

私たちの無意識の中には個性を形成する
無数のプログラムがあります。

その中の一つに欲求(ニーズ)というものがあり、
これが行動の原動力となっています。

『嫌われたくない欲求』が強いと、
無意識のうちに人に嫌われないための行動を
最優先に選択します。

自分の気持ちを大事にするよりも
相手を喜ばすほうを選んでしまうということです。

 

『良く見られたい欲求』の場合も、
無意識に素晴らしい人間を演じるあまりに
自分の気持ちに嘘をついてまで
相手の求めに応じてしまいます。

これが無意識の反応パターンです。

こういう癖が無意識の中に染み込んでいると
意識して直そうとしてもすぐにいつものパターンに
戻ってしまいます。

「しない」ということを「する」のは本当に難しいので、
新しい別の欲求に従って行動するように
プログラムを作りかえる必要があるのです。

 

無意識のプログラムを作りかえれば
自ずと行動が変わり、その結果現実が変わります。

現実に現れるすべての悩みは
無意識のプログラムを変えることで解決されます。

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