会話人間関係がうまくいかない、上手に構築できないという方の相談に乗っていると、「人間関係の距離感が分からない」という言葉をよく聞きます。

距離を取り過ぎて親しくなれなかったり、かといって踏み込み過ぎても迷惑がられる・・・。

本当に気を使って、自分ならこれくらいがいいと思う距離感で接しても、相手によっては嫌がられたり、そっけなくされたり・・・。

もっと人間関係がスムーズにいくように、適度な距離感を測る方法が知りたいという人が多いのです。

 

さて、人から好かれたり信頼される人物の特徴として、
人を区別せず誰にでも同じように平等に接するような人を
思い浮かべる人も多いと思います。

しかし、この言葉どおり誰にでも同じように接した場合、
どのようなことが起こるでしょうか?

 

あなたには職場に2人の部下がいるとして、
一人は人とのつながりを大切にしていて
声を掛けてもらえると大事にされていると感じて
やる気が出るタイプ。

もう一人は、自分のやり方で仕事をすることに
意義を感じていて、目標だけを与えられて
あとは自由にさせてもらえると
信頼されていると感じてやる気が出るタイプ。

 

たとえば、この2人に同じように
毎日側で指示を出すようなやり方をしたとしたら、

前者の部下は安心して仕事に取り組めるでしょうが、
後者の部下は自尊心が傷つけられやる気を失っていくでしょう。

逆に、部下に任せっきりな方法を取ったとしたら、

後者の部下はストレスなく伸び伸びと
自分の仕事に集中できるでしょうが、
前者の部下は不安を募らせることになるでしょう。

 

誰にでも平等に接することというのは
全員に同じやり方を当てはめることではなくて、
相手が何を求めているかによって
その相手に最適な方法を選んで提供するということ。

そのために、どのようにしたら相手にとって
一番いいのかを“区別なく平等に”
真剣に考えるということです。

 

人間関係を構築する際にこのことができるかどうかが、
まさに適度な距離感を測れているかどうか
ということになります。

要するに、相手は何を必要としていて、
現在の自分の位置から何をしてあげられるのか、
を考えて接しているのかどうかということです。

相手が必要としているのは、
あなたと好きなことを共有することなのか、
それとも特別な人間だと認めてもらうことなのか、
はたまた何か問題を抱えていて助けを必要としているのか。

あなたが今の相手との仲でしてあげられることは、
励ましてあげることなのか、
それともただ話を聞いてあげることなのか、
そっとしておいてあげることが最善なのか。

 

ところで、
すべての人に共通している“必要としていること”、
それは、『理解されること』です。

ですから、人から好かれたり信頼されるためには、
相手のことを理解することが必要不可欠なのです。

というより、相手があなたに“理解された”
と感じることが重要です。

 

それも、目に見える行動や結果に対してではなく、
より深いその人の信念や価値観について
理解してあげることができれば、
より強い信頼が得られます。

「仕事が早くて正確ですごいね」(行動や結果)
と言われるより、

「関わる人達がスムーズに仕事ができるようにと
みんなのことを考えてるんだね」(信念や価値観)
と言われたほうが多くの人は
自分を理解されたと感じるものです。

 

しかし、この方法もやはり
相手との関係性によっては
まだ言ってはいけない領域もあります。

性的なことなどはその最たる例です。

相手の深い部分を理解するほど
好意と信頼を得られますが、
深く進むためには徐々に信頼を積み重ねて
相手の許容範囲を広げていくことが必要となります。

 

 

【まとめ】好かれる女性がやってる4つのこと

 

これまでのことをまとめると、

1.相手の必要としていることを考える
2.自分の位置から相手にできる最善を考えて接する
3.相手の信念や価値観という深い部分を理解する
4.信頼を積み重ねながら徐々に距離を縮めていく

この繰り返しをすることで、あなたは周囲から
「彼女は誰にでも平等に接する信頼できる人物だ」
というふうに認識されるようになるでしょう。

そして、実際に好意と信頼を寄せられ、
人間関係がうまくいかないなどと悩むこともなくなるはずです。

 

しかし、この4つのことを実践するには、
広い視野と安定した人間性が必要となります。

4つの項目を見ても分かるように、
すべてのことが『相手のため』という
意図で成り立つプロセスだからです。

私をどうこうして欲しいという意図は
どこにも見当たらないのです。

もしあなたが人間関係を自分の必要を満たすために
利用したいと考えているならば、
まだこのプロセスを実行できる準備が
できていないということになります。

 

人間関係がうまくいかない人のパターンとして
よく見られるのが、
「愛してほしい」「認めてほしい」「理解してほしい」
このような自分の必要を相手に押し付けることです。

誰でも「理解してほしい」という必要があると書きましたが、
両方が同時に「まずは私を理解して!」と言っても
そこからは何も生まれません。

「この人は私を理解してくれなかった」と言って
人間関係が終わります。

 

ですが、あなたが「まずは相手を理解しよう」と
思って実行すれば、理解されて心が満たされた相手は
あなたに心からの好意と信頼を寄せて、
必ずあなたを理解し受け入れようとしてくれます。

満足できる人間関係を築いている人は、
自分から「まずは相手を理解しよう」と
率先して実行できる人です。

 

もちろん、「どうしても自分が先に満たされたい」と
思ってしまう人がいることも知っています。

先に相手を満たしてあげたくても、
自分の心が不安定で一貫して行動することが
難しい人もいます。

それは、あなたが悪いのではなくて
そういう世界観のステージで
生きていることが原因となっています。

 

たとえば、バトルステージの上部で生きている人は
「認められたい」という強い欲求(必要)があり、

自分が認められたと感じて満足するまでは
相手を見下す傾向にあるため、
『相手のため』を考えて理解を示すことは難しいのです。

バトルステージの下部で生きている人は
「愛されたい」という強い欲求(必要)があり、
相手の話を聞くよりも自分のことを話したがります。

 

バトルステージでは、
相手に認められたり愛されて満足を感じることで、
「これだけしてくれたから何かしてあげよう」
というTake&Giveの思考パターンが特徴としてあります。

または、Give&Takeの思考パターン
先に与えても必ず見返りを求めるため、
「裏切られた」などと被害妄想になることがあり
やはり人間関係がうまくいかない悩みがついて回ります。

 

好意と信頼を得るための4つのことを実行できない人は、
バトルステージかその下のバリアステージで生きている
可能性が高いです。

このプロセスを実行するのを邪魔する
無意識の世界観を持ってしまっているためです。

今回お伝えした欲求(必要)や思考パターンも
無意識の世界観の要素です。

 

しかし、
ステージを移動すれば無意識の世界観が変わります。

抵抗を感じることなく
好意と信頼を得るための4つのことを
実行できるようになります。

バトルステージやバリアステージで生きながら
喜びや幸せを感じられる人間関係を構築することは
どうしても不可能ですが、
ステージを移動することで可能になります。

 

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