あなたは現実逃避をしてしまうことがありますか?
現実逃避というのは、その名のとおり
現在起こっている問題や将来に繋がることなどの
“現実”から目をそむけて、
現実とはかかわりのないことに没頭したりすることです。
どのように現実逃避するかは人それぞれですが、
ゲームや漫画などに熱中したり、お酒を飲んだり、
遊んで散財したり、妄想の世界にはまったり・・・。
生きていれば誰でも息抜きしたくなるのは当然ですが、
現実逃避がクセになってしまうと
会社に行けなくなったり、借金してしまったり、
社会生活に支障が出る可能性もあります。
先日、まさに現実逃避グセに悩む方から相談を受けました。
そもそも現実逃避に至るプロセスというのは
だいたいが決まっているものです。
現在起こっている問題を解決しようとする意欲や
人生設計をしたり自分を成長させたりする意欲が
なくなっているから、現実から目をそむけるのです。
では、なぜ意欲がないのか?
それは、自分ならできるという自信や信頼感、
自分自身をもっと幸せにしてあげたいという
自分への愛情がなくなっているからです。
つまり、
人生で何かの出来事が起こり『自己嫌悪』に陥ると、
現実逃避をするというプロセスです。
現実逃避グセに悩むクライアントさんも例に漏れず、
何かあるとすぐに自己嫌悪してしまう
思考パターンを持っていて、
なおかつ自己嫌悪から抜け出す方法を知らないために、
ほぼ自動的に現実逃避しては
さらに自己嫌悪を繰り返してしまうという
悪循環に悩んでいるのです。
変えなければならないのは、
現実逃避してしまうことではなく、
自己嫌悪してしまう思考パターンのほうです。
自己嫌悪から抜け出して
人生に対する意欲や希望を感じるために、
本日お伝えする方法をあなたもぜひ実践してみてください。
ところで、現実逃避は悪いことのように
思っている人も多いですが、
実は正しい使い方をすれば
自己嫌悪から抜け出す素晴らしい方法になります。
自己嫌悪と現実逃避の悪循環にはまるのではなくて、
現実逃避を上手に使って自己嫌悪を退治していきましょう!
自己嫌悪から抜け出すためには、
自己嫌悪とは何なのかを知る必要があります。
得体の知れないものには対処できなくても、
詳しく認識できている事柄については
対処することができるようになります。
私のコーチングの先生でもある
世界No.1成功コーチのアンソニー・ロビンズ氏は
「計測できるものは改善できる」と言っています。
たとえば、ダイエットをするときに
体重を測らない人はいませんよね。
体重を測ることで、「今日は1キロ痩せた」、
「先週よりも5キロ痩せた」などと認識し、
改善を加えながらより具体的に
効果的なダイエット計画を立てられるのです。
それでは、自己嫌悪について詳しく知っていきましょう。
自己嫌悪というのは、『感情』です。
主に「自分のことが嫌いだ」という類の考え方をした時に
生じる非常にネガティブな感情です。
自己嫌悪が感情だということは、
自己嫌悪から抜け出すには
感情を変える方法を知る必要があるということ。
でも、感情を変えるってどうやったらいいのか
分からないという人は、
先ほどのダイエットの話を思い出してください。
測ることができれば変えることは可能になるのです。
私のスクールやコンサルティングでは、
生徒さんが感情をコントロールする達人になる
方法として、感情をレベル分けして数字を付けています。
数多くの感情がありますが、
だいたい22個のレベルに分けることができます。
もっともポジティブな感情は『愛』や『感謝』で1番です。
そして、『自己嫌悪』は21番の非常にネガティブな感情です。
それではどうすれば自己嫌悪から抜け出せるかというと、
まずは一つ上の20番の感情を目指せばいいのです。
20番の感情は『嫉妬』なのですが、
「自分のことが嫌い」という考え方から
「あの人のことが羨ましい」「なんであの人ばっかり」
という考え方に変えると嫉妬を感じられるようになります。
嫉妬なんて感じたくない!と思う人も多いと思いますが、
ダイエットしている人が55キロからいきなり45キロの
身体に瞬時には変化できないように、
必ず通過地点が必要なのです。
55キロの次は間違いなく54キロなのです。
多くの人は、21番の自己嫌悪からいきなり
1番の『感謝』とか、3番の『幸福』とか、
5番の『楽観』とかに瞬間移動しようとするから
上手くいきません。
なぜ、必ず1コ上の感情を通過しないといけないかというと、
そういうプロセスが必要だからです。
自己嫌悪と嫉妬の両方の感情を感じたことがある人は
分かると思いますが、
自己嫌悪はかなりエネルギー値が低いのに対して、
嫉妬を感じている時はエネルギーが出てくるのです。
これはとってもいいことなのです。
エネルギーがなくなれば、
病気になって死ぬか、うつになって自ら死を選ぶか、
とにかく死がすごく近くなります。
嫉妬で出てきたエネルギーを
ずっと持ち続けるのは良くないですが、
同じ方法で一つ一つ感情を上に上げていくと
6番の『希望』でエネルギーの向きが完全に変わります。
ネガティブな怒りのエネルギーが
ポジティブな方向に向きます。
ここまで来ると、現実に取り組む意欲が
かなり出てきているはずです。
さて、最初に現実逃避を正しく使うことで
自己嫌悪から抜け出せると書きましたが、
その方法は、新しい感情を感じるために
現実逃避をするということです。
あなたが自己嫌悪に陥った現実を見続けていたら
あなたはずっと自己嫌悪を感じ続けるでしょう。
だから、いっそのこと現実から目をそむけて、
目指す感情を感じられるような考え方や行動をするのです。
ただし、9番の『悲観』までは行動はせずに
考え方を変えたり、妄想するなどで対処したほうがいいです。
8番の『退屈』以降は行動を加えていってもいいです。
現実逃避をして感情を変えていくと、
必ずどこかの地点で現実に戻りたくなります。
自分への自信や愛情が戻ってきて、
挑戦したい成長したいという意欲や
誰かの役に立ちたいという思いが出てくるからです。
そういう気持ちになったら現実に戻って
自分の人生を楽しんでください!
とにかく、自己嫌悪は21番の感情なので、
20番以上の感情になれるだけで成功です。
次はそこからまた一つずつ上の感情を目指していけば
誰でも1番の『愛』や『感謝』の状態になって
楽しみながら生きることができるようになります。
ただし、途中をすっ飛ばして
一気にポジティブな感情を求めると、
ダイエットと一緒で必ずすぐにリバウンドして
元の自己嫌悪に戻ってしまいますので注意してください。
それで「やっぱり自分にはできない」なんて思ってしまって
22番の『絶望』にまで落ちてしまったら本も子もありません。
さて、本日の感情のレベルについては
すべてを書くとかなり長くなってしまうため、
まずは『自己嫌悪』→『嫉妬』という部分だけを
説明しました。
もっときちんと感情について知りたい、
自分でしっかりコントロールできるようになりたいという方は、
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感情のレベル分けももちろんですが、
どのような考え方をすればどの感情が生じるか、
感情がどのように人生に影響しているかを
6つの世界観として詳しく学ぶことができます。