プレゼン人前に出ると声が出なくなってしまうとか、足がガタガタ震えたり、頭が真っ白になってしまう・・・。

普通の会話なら大丈夫なのに、大勢の人に見られると緊張してしまうという人は多いですよね。

私の会社で提供しているスピーカートレーニングには、政治家の方や講師の方が参加されていますが、

そのようなプロの方でも「まずはあがり症対策から」
という方も少なくありません。

 

私自身も昔は筋金入りのあがり症で、
人前に出ると呼吸の仕方が分からなくなって
過呼吸に陥ってしまい5分持つか持たないか
というような状態でした・・・。

ですので、あがり症のつらさはよく分かりますし、
自信を持って大勢の前で自分を表現する喜びを
多くの人に味わってほしいと心から思います。

そこで、本日この方法を知ったすべての人が
次に人前に立つときには緊張しなくなった

とっておきの方法についてお伝えします。

面接やプレゼン、好きな人への告白の場面など、
人前で緊張してしまう時に活用してください。

 

さて、あがり症対策を練るには、
あがり症の仕組みについて知っておく必要があります。

人前に出ると緊張してしまう人に
「その時どんな感情を感じていますか?」と聞くと、
ほぼ全員が「恐怖です」と答えます。

自分をあがり症だと思っている人は、
人前に出るときに恐怖を抱いているのです。

 

“恐怖”という感情は、
感情を22個のレベルに分けたときに
もっともネガティブなレベル22に分類されます。

この状態を私はサバイバルモードと呼んでいて、
人間的な活動が大幅に制限される状態になります。

「生存」にのみ意識が向かい、
いかに敵から身を守るかに集中しなければいけないため、
記憶力や思考力、逃げる以外の身体能力が著しく低下します。

だから、あがり症の人は人前に出ると、
覚えてきた原稿が思い出せなくなったり、
とっさの判断ができなくなったり、
身体が思うように動かなくなったりするのです。

 

要するに、あがり症の正体は“恐怖”という感情です。

人前に出るときに恐怖よりレベルが上の感情に
なることができれば、あがり症の症状は減るか、
なくなります。

 

次に考えることは、
人前に出るときになぜ恐怖を感じるか?
ということです。

この答えを明確にするコツは、
・何について考え
・どういう言葉を自分に言っているか

を考えることです。

あなたは人前に出るときに
何を考え、どういうことを(頭の中で)言っているでしょうか?

 

今まで相談にいらしたあがり症の方たちは
ほとんどが同じような答えでした。

・何について考えているか?

失敗したときのこと、または自分がどう見られるか

・どういう言葉を自分に言っているか?

「失敗したらどうしよう」「どうせまた上手くいかないだろうな」
「またあの時のような惨めな気持ちを味わうかもしれない」
「バカだと思われたらどうしよう」「批判されたらどうしよう」
「評価してもらえるだろうか」「ダメな人間だと思われたくない」

 

私たちは、
望まないこと(この場合は失敗)を考えている時や
自分にばかり意識が集中している時には
恐れを感じやすくなります。

この思考パターンこそ、恐怖を生み出しているのです。

 

ですから、人前に出るときに恐怖を感じてしまう人には、
まずは感情を“怒り”に変えてもらいます。

怒るためには誰かを責める必要があります。

自分の話を聞かずに寝ている聴衆のことを考えたり、
準備をミスしたスタッフのことを考えたりすると
怒りの感情が出てきます。

 

実はこの怒りの状態で人前に出ていくほうが
恐怖で出ていくよりも、ずっと頭も身体も
コントロールできるようになります。

しかし、怒りで人前に立っても
あまりいい結果は得られませんので
お勧めはしません。

 

怒りの次は“満足”に変えてみましょう。

とりあえずきちんと準備をしたことについて考えると
満足を感じられるかもしれません。

あるいは、ヘアメイクは完璧に仕上がったとか、
会場の雰囲気はかなりいいとか、
話を聞いていない人ではなく聞いている人のことを
考えると満足できるとか、なんでもいいのです。

この状態で人前に出れば、かなり視野も広く
自然体で話ができるようになっています。

 

もっと最高のいい状態にしたければ、
“感謝”に感情を変えてみるといいでしょう。

恐怖や怒りの状態から感謝できることを探すのは
ほぼ不可能ですが、満足まで行っている状態なら
感謝できることが見つかりやすいはずです。

実際、完璧に感謝の状態で人前に立つことができると
普段以上のパフォーマンスを発揮することができます。

頭脳は明晰に冴え、身体は軽やかに動きます。

 

本当は、感情のレベルを一つずつ上げていく
必要があるのですが、本日ご紹介したように
4つの段階に分けて感情を変えるのでも
効果を感じられると思います。

大事なのは、恐怖からいきなり感謝に行こうとしないこと。

順番にしっかり考え方を変化させて、
せめて満足の状態に自分を持って行ってから
人前に出るようにしてください。

なお、人前に出てから感情を上げようとするのは
非常に困難ですので、事前に自分一人で
感情を上げることが重要です。

 

さて、恐怖は望まないことを考えたり、
自分にばかり意識を集中することで生じると書きましたが、
これは6つのLife Stageではバリアステージ
バトルステージの特徴でもあります。

ですから、バリアステージのベースの感情は“恐怖”なのです。

あなたが現在生きているステージがバリアステージか
バトルステージだとすると、人前に出るときに限らず、
人にどう思われるかを気にする思考パターン
持っていると思います。

普段からこの思考パターンを持っていると、
“感謝”などのレベルの高い感情を感じることは
難しくなってしまいます。

 

私たちが緊張せずいい気持ちでいられるのは、
自分ではなく相手に意識が向いている時です。

自分がどう思われるか?ではなく、
相手に何を与えられるか?というふうに
意識の向きが変われば自ずと緊張は消えます。

常に相手に何を与えられるか?と考えるのは
創造者ステージの思考パターンであり、
だからこそ創造者ステージでは幸福感が
ベースの感情となっています。

 

本日ご紹介した方法であがり症は対策できます。

毎回毎回、意識的に感情を変えて人前に出ればいいのです。

しかし、それが自然とできるとしたらどうでしょう?

頑張って意識的にスキルを使ってようやく
満足とか幸福感とかに自分を持っていくのではなく、
普段から当たり前に相手を思いやって
幸福感や感謝を感じていられるほうがいいのではないでしょうか。

 

6つのLife Stageについてもっと知りたい方、
自分のステージを変えてみたいという方は、
無料の学習テキストを用意していますので
ぜひ読んでみてください。

また、感情の22個のレベル分けについても
載っていますので、普段の感情のコントロールや
あがり症対策にもお役立てください。

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